定時制高校に勤めて思うこと。
私は小、中、高、大、大学院と順調に通いました。
高校は全日制です。
定時制高校という世界とは無縁でしたし、
そこに通っている友達もいませんでした。
だからこそ、内示を見て定時制への勤務が決まったとき、正直不安でした。
どんな生徒がいるのだろうか。
舐められずにやっていけるだろうか。
授業は成り立つのだろうか。
そんな不安を抱えながら働き、
気がつくと2年が経ちました。
2年間定時制の生徒たちと関わって思うことは、
彼らの可能性を決して侮ってはいけないということ。
確かに当初のイメージ通りの子もたくさんいます。
ただそれと同じくらい、
高い能力や可能性を秘めた子もたくさんいる。
そんな彼ら彼女らの可能性をつぶしてはいけないし、むしろ適切な指導によって化ける生徒が出てくると感じています。
例えば先日、学んだことをプレゼンさせる授業を行いました。
正直、怖かったです。
ただでさえ難しい高校理科の内容を、自分の中に落とし込み、しっかりと伝えることができるのだろうかという不安。
そもそも期限内に完成させて、人前に出ることができるのだろうかという不安。
私にとって一つの挑戦でした。
結果、やって大正解でした。
クイズで巻き込む発表や、紙芝居形式で引き込む発表など、正直私の想定を超えた発表でした。
決して完璧ではありません。
でも、生徒は経験しないと伸びません。
ここから彼らの成長が始まると思うと、指導者としてワクワクします。
この実践から、
・生徒の可能性を信じること。
・びびらずにどんどんやること。
それが大切だと思いました。
世の中には中卒で起業し、
成功者と呼ばれている人もいる。
学歴社会が終わろうとしているこれからの時代。
そんな時代だからこそ、どんな学校からでも、その導き次第で、社会を動かし支える人材になれると確信しています。
生徒の可能性は無限大だなあと感じる今日この頃です。
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