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痛みから生まれるもの

明けましておめでとうございます、

新しい年が始まって、新たなことを始めたり、何かを終えたり、苦しみながら続けたりするのが人間の営みかと思います、

過去や未来に憂いはつきもので、ああしたいこうしたいと贅沢を言ったり、少し前の自分を悔いて憂鬱になったり、見たくない将来に苦言を吐いたり、当たり前と思いながらも受け止めきれない苦しみがあったり、、

それでも日々は過ぎて、歳をとって、忙しかったり緩慢だったりでいたずらに時間ばかりが過ぎていきます、

前に進むたびに傷は増えてきて黙って痛みに耐えるだけでもやっとのこともあります、

とりわけ自分の不甲斐なさを実感するのは大きめの痛みのひとつだと思います、

そうしたとき、
ああすれば良かった、
こう出来たら、
自分は何てちっぽけな人間か、
過去と何も変わっていない、
未来も暗い、
などと嘆いたり、人と比べて自分を否定するのはよくあることです、

けれどその苦しみの中には確かに「希望」が根付いているとぼくは思います、「向上心」と言ってもいい、

もしかしたらそこに明確なビジョンは見えていないかもしれない、それでもそこには、
「こうしたい!」という心のメッセージが発せられている「こんな自分は嫌だ!」「このままじゃいられない!」

と苦しみながらも前に進む力が湧いているそうした時があるから努力ができる、感謝ができる、愛することも許すことも信じることも、
痛みから始まるとも言える、

後悔するとき、痛みを感じる時はそこから湧くエネルギーを感じたいです、
こうありたい、という自分の欲求を正面から見つめ、抱きしめて、肯定したい。

ネガティブな感情は健康的な欲動の土壌に生まれる、生きていく上で無くてはならないものだ。

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