アイドルなのか。ロックなのか。

自分はバンドのファンだった。高校の頃から様々な音楽を聴き漁った。
たまにライブには行くけど、基本的には特定のバンドだけを応援することなく、様々なバンド、アーティストを応援しているぐらい。


そう【ももいろクローバー】出てくるまでは。


ももクロが出てきたとき、衝撃的だった。

AKBはなんとなく入ることができなかったが、ももクロは入ることが出来た。

理由は、ももクロはバンドっぽかったからだ。

自分が入ったときは、怪盗少女を出したばかりの頃。

かなこがヴォーカル、しおりんがギター、れにちゃんがベース、ももかがドラム、あかりんがキーボード、そして、あーりんはコーラス(氣志團で言うところの光)。なんとなく、自分の中でのイメージがあった。

あかりんの脱退で、なんとなくバンド感が無くなってしまい、離れる事となった。



そこからアイドルをたくさん聴く事となる。

BiS、バニラビーンズ、Negicco、トマパイなどなど。

結果的にアイドルの方が面白くなってしまった。

その前までも、売れる手前のバンドを追う事が多く、様々なCDを買ったり、ライブに行く日々があったが、アイドル文化はバンド文化と多少毛色が違った。

自分はアイドルの楽曲と雑誌、ネットでのインタビューを主に楽しんでいる。いわゆる在宅と呼ばれるもの。そして、特定の推しを作らない、いわゆる箱推しというものに分類される。特に楽曲が好きなので、楽曲派とも分類されるらしい。


バンドを聴いていた頃にはなかったものなので、新鮮であった。


そして、自分は、あくまで楽曲なので、あまりライブには行かないし、チェキなどを撮ったりしない。アイドルにとってはあまり金にならないお客さんなのかもしれないが、極力CDを買って、微力ながら応援しているつもりだ。


ももクロの【行くぜっ!怪盗少女】が2011年のリリースで、音楽シーンはその頃から変わった。と言うか、ロックの細かいジャンルにアイドルも入ったような気がする。ジャンルがボーダーレスになった。正確にいうとperfumeがサマソニに出たのが画期的だったのかもしれないが、フェスにアイドルが出たりすることは、自分が初めてロックインジャパンフェス2002の時からすると考えられない事である。

2018年のロックインジャパンフェスに行った時、アイドルの数は多かった。自分は、でんぱ組や、エビ中、モー娘。、アンジェルム、ももクロを見た。単純にどのグループも良かった。

エビ中が終わった後に20代ぐらいの男の子が友達と会話をしている声が聞こえてきた。

『なんか、アイドルばっかじゃね?ロックって言ってんのにさ。』

そうなんだよ。ロックとはなんだ。アイドルとはなんだ。昔以上にジャンルがボーダーレスになって来ている中で、若い世代が、ロックとはこうなんだと自問自答する事がロックだなーって改めて思ってしまった。

ロックとは何か。アイドルとは何か。

多分、自分が20代前半だったら認めてない気がする。売れていないバンドで本当にかっこいいバンドを探していた頃だったら、今の音楽シーンは違うと思っていたのかもしれない。


でも、ジャンルにとらわれず、いいものはいいので、食わず嫌いならぬ、聴かず嫌いを無くしてもらいたいと思い、noteを始めてみた。


今後は自分なりにアイドルやバンドを掘り下げてみるので、いいと思ったら、是非ともCDを手に取ってもらいたい。そして、歌詞カードを見て、作詞作曲陣もチェックしてもらいたい。そこから違うアーティストの楽曲を聴くきっかけにもなる。

新しい発見のきっかけになれたら。

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