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付箋紙との出会い

※この記事は2017年10月28日に、今はやっていないblogに書いたものの再録です。

今はごくごくありふれた日常品、付箋紙。

色柄サイズはもちろん、かわいいダイカットやデザイン、財布に優しいお値段で、ついつい衝動買いしてしまう文房具のひとつです。

初めて付箋紙に出会ったのは、会社出入りの文房具屋の見本市(招待制)。入社時から文房具好きを公言していて、文房具係も率先してやっていたため、下っ端にはあまり回ってこない招待状をいただいたのでした。

ポスト・イット(住友3M)のサンプルを始めて見たのはその時でした。1987年の秋頃だったと覚えています。

その頃は付箋紙はまだ、会社の文房具ボックスには入っていませんでした。(その部署で使用する消耗文房具はそこから勝手に取っていいことになっていました。それ以外のものは申請して購入)

そのサンプルを見た時に私が

「ええっ!こんなものがあるの!」と大喜びしていたら管理部門のお姉様に、

「××ちゃん、なんでそんなに喜んでるの?」と聞かれて、

「だって辞書とか調べ物の時に、今までたくさんしおりを挟むしかなかったのに、これだと落ちないんですよ!これ貼ればページに書き込みもできるようになるんですよ!」

とテンション高く答えていたような覚えがあります。

それからしばらくして、会社の消耗品にポスト・イットが入るようになりました。

狂喜乱舞した背景というのが実はありまして・・・

職場のお姉様には辞書と言いましたが、早川SF文庫のファンタジーで、巻末に分厚い辞書の付いている海外シリーズ小説がありまして・・・物の単位から地名まで、その辞書を引きながらでないと読めないもので、1巻以降は挫折しました。小さく切った紙を挟んで調べながら読み進めていたのですが、その紙がばさっと落ちた時のショックと言ったら。

その後この記事を書くにあたって、どうしても思い出せなかった小説のタイトルを探そうとしたのですが、今のところ判明しておりません。図書館で借りた本だったと思います。

嗚呼、あの頃、ポスト・イットがあったら!


※最近になって思い出しました。
おそらくですが『デューン砂の惑星』だった気がします。
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