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【涙が溢れ出す詩】おからの詩「弔いの詩、お堀の詩」お堀りの愛の詩❨石積み人夫の詩❩:教訓の詩

まえがき 
熊本城のお堀の一角に住んでいた 老夫婦 が 毎朝 「おから」を食べていたところ、お堀の上から見ていた役人たちが、不届きものとして殺してしまった事件の言い伝えがありました。私の母親の実家、京町出身の町の逸話で母親から聞かされました。本当のことなのでしょうか?実話でしょうか?ネット検索では、どこにも見当たりませんでした。わたしが、2008年ごろ、自身の最初の詩で、この「詩」を教訓の詩として、人々に知らせたく、弔いの詩:熊本城下の詩:おからの詩:石積み人夫の詩として発表致しました。このうち、❰熊本城下の詩❱という題名は改めて❰お堀の詩❱、❰お堀の愛の詩❱といたします。
先人の深い悲しみが伝わってきて、涙が溢れ出すわたしは、おかしいのでしょうか? この逸話は、きっと現実にあった出来事だと思います。どなたか?調べて頂けませんか?この詩を詠むたびに涙が溢れ出すのは私だけなのでしょうか?きっと、皆さんにも伝わるものと思います。

おからの詩「弔いの詩、お堀の詩」お堀りの愛の詩❨石積み人夫の詩❩


兵隊さんは言葉もでない
兵隊さんは下を向いたまま
兵隊さんは言葉が出せない
熊本城のお堀の下
仲いい老夫婦は今日も二人で・・
貧しい老夫婦は二人仲良し
兵隊さんは言葉もでない
兵隊さんは下を向いたまま
兵隊さんは言葉が出せない
熊本城のお堀の下
血に沈んだ老夫婦
うつ伏せた体 もう動かない
血に沈んだ老夫婦
うつ伏せた体 もう動かない
兵隊さんは悔いるだけ
悔いても悔いても もう戻らない
おからを山盛り湯気を出し
ごはんに見立てて食べていた
二人でひっそりお豆腐の
おからを湯気に託し ごはんに見立てて
オンボロ小屋の その横で
仲睦ましく暮らしていた
とおりかかった兵隊さん
どおしてご飯に間違えた
二人が倒れて血と沈み
割れたお椀のどこ見ても
米粒ひとつ ついてない
貧しき夫婦が見立てていた
米粒ひとつ 見つからぬ
兵隊さんはもう何も・・
話すことなどもう何も・・
うつむく以外 なにもない
地に落ちたおからから
天国まで湯気が昇っていく

           

熊本城の石積み職人(人夫)の話で言い伝えられている悲しい出来事を象徴化(細かい内容は事実そのものとは異なります)、詩に託し、いつの時代にも変わらない人間の愚かさからくる過ちの教訓として残したく、「とむらいの詩」(おからの詩、お堀の詩、お堀の愛の詩)とします。




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