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福祉 用語集 2020年10月4日加筆※随時更新

自身の勉強のため、備忘録として、調べた情報や用語を整理していきます。

ADHD

ADHD(注意欠如・多動症)は、「不注意」と「多動・衝動性」を主な特徴とする発達障害の概念のひとつです。

ADHDを持つ小児は家庭・学校生活で様々な困難をきたすため、環境や行動への介入や薬物療法が試みられています。

ADHDの治療は、人格形成の途上にある子どものこころの発達を支援する上でとても重要です。

ADHDの診断については、アメリカ精神医学会(APA)のDSM-5(「精神疾患の診断・統計マニュアル 第5版」)に記述されており、下記などの条件が全て満たされたときにADHDと診断されます。

①「不注意(活動に集中できない・気が散りやすい・物をなくしやすい・順序だてて活動に取り組めないなど)」と「多動-衝動性(じっとしていられない・静かに遊べない・待つことが苦手で他人のじゃまをしてしまうなど)」が同程度の年齢の発達水準に比べてより頻繁に強く認められること


②症状のいくつかが12歳以前より認められること


2つ以上の状況において(家庭、学校、職場、その他の活動中など)障害となっていること


④発達に応じた対人関係や学業的・職業的な機能が障害されていること


⑤その症状が、統合失調症、または他の精神病性障害の経過中に起こるものではなく、他の精神疾患ではうまく説明されないこと


このようにADHDの診断は医師の診察で観察された行動上の特徴に基づいて行われ、それ単独で診断ができるような確立した医学的検査はありません。

しかし一部の神経疾患・身体疾患・虐待・不安定な子育て環境などが子どもにADHDそっくりの症状を引き起こす場合があり、小児科・小児神経科・児童精神科医師による医学的評価は非常に重要です。

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活かせる資格

社会福祉士

社会福祉士とは、福祉や医療に関する相談援助に必要な専門知識・スキルがあることを証明する専門資格(国家資格)として、1987年5月に誕生しました。

相談援助の対象者は、身体障害者【視覚・聴覚障害、呼吸器機能障害など】、生活困窮者、ひとり親の家庭など、心身や環境上の理由によって日常生活を送るのに支障がある方々です。
高齢者から子供まで幅広いこともあって、活躍の場も多岐に渡っています。

また、高齢化や近年の虐待問題増加の影響もあり、ますます社会福祉士への期待は高まっていくと予想されます。


社会福祉士は、社会的ニーズの広がりを見せている注目の資格といえるでしょう。

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精神保健福祉士

「精神保健福祉士」は、精神保健福祉の領域で専門的な知識や技術を持ち、精神に障がいがある人たちの社会復帰を手助けしたり、必要な訓練を行ったりする精神科ソーシャルワーカー(PSW:Psychiatric Social Worker)です。社会福祉士、介護福祉士とともに福祉系の国家資格として知られています。

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介護福祉士

介護福祉士は、1987年に制定された「社会福祉及び介護福祉士法」によって定められた国家資格です。

介護福祉士は専門知識と技術を生かして、利用者の身体上・精神上のケア、現場の介護スタッフに対する教育・指導などの役割を担います。

高度な専門知識と技術を有しているという前提のため、現場でもリーダーとしての役割を求められますが、その分、雇用する事業所側の期待も高く、就職・転職時に有効に働く資格であるといえます。

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臨床心理士

臨床心理士は、臨床心理学の知識や技術を用いて心理的な問題を扱う専門家です。

内閣府が認可する「公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会」が資格認定しています。
文部科学省が実施する「スクールカウンセラー」として派遣されるなど、様々な領域で活動できる資格です。

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相談支援専門員

相談支援専門員は、サービス提供の対象となる障害者やその家族が、必要とする支援を適切に受けるためにサポートをするプロフェッショナルです。

利用者が暮らしやすい生活を送るため、利用者と支援サービスを提供する事業所をつなぎ、中立的な立場で支援に携わります。

相談支援専門員として活躍するためには指定された実務要件を満たし、研修を修了する必要があります。研修を受けるにあたって、試験を受験する必要はありません。

より質の高い支援を利用者に提供するため、研修制度の見直しが現在進行形で行われています。研修内容の充実化を図るために、実習を取り入れたり、研修時間数が増加している傾向にあります。

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作業療法士

作業療法士は、入浴や食事など日常生活の動作や、手工芸、園芸及びレクリエーションまであらゆる作業活動を通して、身体と心のリハビリテーションを行う専門家です。

理学療法士と異なる点として、作業療法士はそううつ病及び摂食障害などの精神障害の患者さんも対象としており、幅広くリハビリテーションの医療現場で活躍しています。

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