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去り行く

去り行く

生きとし生けるもの

その全てはいつか去り行く

どれほど大切だろうが

どれほど辛かろうが

いつかは去り行く

どれ程足掻こうが

その時はいつか訪れる


では諦めるのか

いつか去り行くものならば

いっそ手放すのか、離れるのか

その時はどれ程辛いか、怖いか、悲しいか

想像もできないほどだから

最初から持たぬのか、諦めるのか


だが持たねば、出会わねば

得られぬものがある

例えその身が滅びようとも

確かに残るものがあるはずだ

辛い、寂しい、悲しい

それだけではないはずだ

そこにこそ宝があるはずだ

確かに残る、宝があるはずだ


去り行くものと知りながら

今日も在らん限りの力を持って

出会い、育む

それこそが宝だと

強く信じて

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