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キズナNFT【小説】

本日は「キズナNFT」ローンチ4周年記念パーティーにご出席頂き、誠にありがとうございます。
CEOを務めております木村太一です。

いま皆さまの目の前のテーブルにございます芸術品のようなフレンチの数々は、世界有数の料理人である坂田充博さんによるものです。
普段はオーナーシェフとしてパリで忙しい日々を送る彼を、この晴れがましい日に、キズナNFT東京本社にお呼びできたのは、私と彼のキズナデプスが非常に深かったからに他なりません。

ライブ中継も繋がっておりますので、パーティーにお招きした皆さまはご存知かと思いますが、いま一度当社サービス「キズナNFT」について簡単に説明させて頂きます。
坂田さんの魅力が凝縮された蠱惑的なお食事を召し上がりながらで結構ですので、お聞きください。

あなたには、、、本当のキズナを結んだといえる友人はいますか?
その人は、あなたの人生の岐路において、必要に応じて手を差し伸べ、共に歩んでくれますか?

人生100年時代。
いまや定年の平均は75歳、健康寿命は85歳となりました。
ワークライフバランスは多様化の一途を辿り、副業だけでなく、複職もあたりまえ。
企業に属したり、業務委託をこなしながら、自身で小規模スタートアップを運営したり、NPO活動を行う方も珍しくありません。
個人が複数プロジェクトを掛け持ちながら生きる現代社会で一番大切なもの。
それはキズナ。

ちょっとそこ!僕が格好つけたところで笑わないで!坂田さんも、、、!拍手するところでしょう、、、。

まばらな拍手ありがとうございます。

ひとりで見る夢は夢でしかない。しかし誰かと見る夢は現実だ。
オノヨーコ

この言葉の通り、1人で挑戦できることには限界があり、チームだからこそ実現できる「夢」がたくさんあります。

人生100年時代からくる漠然とした焦燥感
1人で挑戦できることには限界がある
チームだからこそ実現できる夢がある

そして、プロジェクト発足初期のチームには身軽さが必要なため、少人数からはじめるのがよいとされています。
少人数で行うプロジェクトほど、チーム内のキズナが大事であることは肌感覚でご共感頂けるでしょう。

プロジェクトを完遂するためには
・メンバー同士が信頼し合えること
・メンバーそれぞれが有用な人脈を持つこと
が、個人の能力以上に重要となっていきます。

私たちの提供するキズナNFTは、人同士の信頼関係の深さ(=キズナデプス)をNFTとして価値付けし、可視化します。

また、個人を中心に広がるキズナネットワークは、有用な人脈をユーザーのアセット(資産)として記録するため、プロジェクトチームの市場価値が客観的に把握できるようになります。

つまり、プロジェクトの実現可能性が初期段階で判定可能ということ。
その結果、VC(ベンチャーキャピタル)や個人投資家、銀行など、各方面からの投資や融資が円滑となり、プロジェクト開始からIPO(上場)、M&A(売却)までの高速化を実現します。

信頼関係を可視化するキズナNFT

現在、キズナNFT登録ユーザーが発足したプロジェクトの80%が、初期に目標設定した出口戦略について達成している状況です。

お食事が進んでいないようですね。
坂田さん、どうしたの?
、、、あ?乾杯してない、、、!
失礼しました。
それでは気を取り直して。
私どもキズナNFTと、ステークホルダーの皆さまのキズナデプスに!乾杯!

ありがとうございます。
こちらのスパークリングに合うジビエも用意しておりますので是非ご賞味ください。
私と坂田さんで昨日長野の山で獲ってきた新鮮なものとなります。
捕まえるときの坂田さんの逞しい姿、皆さまにもご覧にいれたいくらい本当に素敵でした。

サービスの具体的な機能を説明いたします。
ユーザーが「やりたいこと」や「気になること」を登録。
個人情報を加味した上でシステム側で最適なチームをマッチング。

プロジェクトと目標を決定すると、チームの結束を強化するアイスブレイクの開催等を含めた成果が、 2週間ごとに求められます。
次の週のはじめに、チームへの満足度と継続希望を送信し、1サイクル終了。
サイクルを積み重ね、成果物が充実したプロジェクトについては、事業をNFTとして売却することが可能になります。

また、チームが最後の1人になっても、プロジェクトの継続を希望する限り、マッチングによって人材を補填。
その際、コミットメントによりプロジェクトごとに発行される暗号資産の分配比率が決まっていきます。

ユーザーはプロジェクトの成功と失敗を通して、個人間のキズナデプスを深めると共に、キズナネットワークを広げ、自身の市場価値を高めていく仕組みです。

プロジェクトは「自動運転車の配車サービスの立ち上げ」から「楽しいクリスマス会の開催」まで、その期間や規模感はばらばらとなっています。

キズナNFTはプロジェクトの他にも、キズナを結んだユーザー同士の関係を維持するために、定期的にプライベートミーティングを行うマッチング機能を備えています。
ミーティングは、システム側でお互いのスケジュールを自動調整し、無理なく楽しく行えるため、互いの価値観や経験をシェアすることができます。
雑談の中から新たなプロジェクトが生まれることだってあるかもしれない。

実際の友人関係において、長い人生でライフイベント重ねるうちに、一緒になにかを企画したり、物事を達成して喜びを分かち合う経験が減っている方も少なくないでしょう。
私なんかは年齢を重ねるにつれ、SNSで小まめに連絡をとることもなくなってしまったので、30歳になる頃には深い関係の友人がほとんどいない状態でした。

坂田さんとはそんななかで出会い、プロジェクトやプライベートミーティングを重ねたことで親密な関係を築くに至りました。
フランスと日本で離れた距離にいても、キズナNFTがオンライン上で繋げてくれた。
いつしか彼は私にとって隣人のような、生活の一部に溶け込むような関係になっていたのです。

科学的にその価値を説明します。
「フラミンガム心臓研究」の人間関係と幸福度の相関を参照すると、

自身にとって幸福度を高める人間は、
近所に住むお互いが友達だと認識している相互的な友人 > 友達ではない隣人 > 自分が相手を友達と認識している友人 > 相手が自分を友達と認識している友人 > 近所の親戚>パートナー ( 結婚相手 ) 
 フラミンガム心臓研究

の順であり、パートナーより隣人の方が幸福度を高める効果があると報告されています。
プロジェクトやプライベートミーティングを介して、オンライン/オフラインでいつでも気軽に接触できる人間関係は情報化社会における隣人と言えるでしょう。

また、「弱い紐帯」論から、毎週変化するちょっとした知り合い程度の関係を築きやすいキズナNFTはユーザーにとって新規性の高い情報を提供し続け、刺激のある毎日をサポートすることも可能だと考えます。

ちなみにですが。
楽しいクリスマス会は、私が8歳の息子と企画中のプロジェクトです。ツリーはお菓子でつくります。企画、立案は息子と元妻。
息子はまだまだ幼いですが、企画力と、なにより実行力に優れた人間へと成長しています。
アイデアや知識はあるけど、それを実践できていない方は意外といらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方が最初の一歩を踏み出すための、学習プログラムとしても可能性を秘めています。

このようにキズナNFTの有用性はビジネスだけに留まりません。

ティーンのユーザーも増加したことで、AO入試の要件となる学校もでてきております。
若いうちからトライアンドエラーを繰り返すことができる有望な人材を放っておく組織はないということですね。

さらに。

3期目では生涯のパートナーを見つけることもできるように、マッチングのアルゴリズムを改善。サービスをはじめて2年ほどで、累計2500組が「結婚」まで至りました。
私もその1人です。
再婚ですが、今度こそ生涯寄り添えるパートナーに出会ったという確信があります。

また、元妻とその間にできた息子とは、それぞれ深いキズナデプスを築いており、先日も「息子のお誕生日サプライズ」という重大なプロジェクトを達成したばかりです。
私のプロフィールの実績から確認可能です。
元妻とは互いに異なる道を選んだため、別れることとなりましたが、キズナNFTによって定期的にプロジェクトを共にすることで、良好な関係を継続することができています。
好感度をあげようとして改竄はしていませんよ!
データの書き換えは不可能なので。

見える化したキズナが書き換えのできないブロックチェーン技術に支えられることで、客観性のある価値基準となり、様々な人材マッチングの起点になったのです。

いまやキズナNFTは日常のシーンに根付き、切っても切り離せない生活インフラとなりました。
これから本事業は益々スケールしていきます。
私にとっての隣人である皆さま方には、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

そして、私の新しい旦那様である坂田さん。
今後とも末永くなにものにも変え難いキズナデプスを深めていきましょう。

ご清聴ありがとうございました。
、、、ざわざわしないで!

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