見出し画像

膀胱水圧拡張術をしました 1 【術後の変化】

先月、膀胱水圧拡張術という手術をしました。頻尿を改善するため&病変がないかどうかを確認するための手術です。

ここでは術後の変化について、詳細を書き留めておきます。

この記事は医療専門者ではない一般人の体験談です。記事の中に出てくる手術や薬の服用を勧めるためのものではありません。


手術前後の変化

膀胱容量 手術前:200ml → 手術直後:300ml
1回の尿量 手術前:20〜50ml → 術後1ヶ月:50〜150ml
1日の排尿回数  手術前:15〜20回以上 → 術後1ヶ月:10回未満(6〜9回程度が多い)
夜間排尿回数 手術前:1〜4回 → 術後1ヶ月:0〜1回

私の場合、幸い膀胱に病変は見られませんでしたが、膀胱の容量が200ml程度と極端に小さかったらしく、手術をしても250〜300mlまでにしか広がらなかった、と術後に執刀医から告げられました。健康な人であれば500〜1000mlくらいの容量があるそうです(執刀医談)。この数字についてはネット上に諸説出回っていますので、あくまで聞いた話ということでご理解ください。

いずれにせよ一般的な容量に比べて小さすぎる膀胱であることが判明した私ですが、それでも一ヶ月ほど経った現在、頻尿の症状は大分改善したと感じております。1日の排尿回数は、手術前の10〜20回以上から現在10回未満に留まり、これはかなり大きな変化と言えます。

1回の尿量に関しても少し多くなりました。元々20〜50ml程度だった尿量が、50〜150ml程度へ。理想は200ml以上ですが、我慢して150mlが限度といったところです。頑張って溜めないと、せっかく広げた膀胱が戻ってしまうのでなるべく我慢しなくてはいけません。

べオーバ錠

概ね良い結果となりましたが、果たしてこれが手術の効果だけかというと、そうではないように思います。べオーバという尿意を抑制する薬の効果も大きそうです。いくら膀胱が広がっても、尿意を抑えられなければ排尿回数は変わりません。これも個人差があると思うので一概には言えませんが、べオーバが尿意を大幅に抑えくれているように思います。べオーバも尿意を完全にシャットダウンしてくれてるわけではなく、尿意は感じつつも我慢できる効果を与えてくれる、といった感覚です。

しかし、べオーバが全く効かなくなることもあります。それは細菌性の膀胱炎などがきっかけで尿意の暴走が止まらなくなったとき。また、べオーバの影響かはっきり断言できないものの、一時期酷い便秘に悩まされていた時期がありました。べオーバについての体験談は長くなるので、べオーバだけで別記事にしたいと思います。

その他気付いたこと

  • 運動をすると尿意を感じにくくなる

  • 尿意を感じやすい体勢:立位

  • 尿意を感じにくい体勢:座位

  • 立位で尿意を感じていても、椅子に座ることで尿意が鈍くなり、その後数時間我慢できることも。

排尿チェック

入院時につけ始めた排尿チェックを、1ヶ月経った今でもつけています。排尿チェックとは、尿量と水分摂取量のタイムチェックで1日の排尿回数や総量を記録したものです。

排尿チェックをすることで自分の症状を客観的に見つめることができます。これまで頻尿とは言っても、きちんとした回数や尿量までは把握しておりませんでした。今回の入院をきっかけに、正確な状況を可視化できたのは良かったです。

排尿量・排尿回数

ネックとなるのは尿量の計測です。私は100均で500mlの料理用計量カップを購入し、家ではこれを使って測定するようにしています。外ではそんなことできませんから、なんとなくの感覚で数値を入れるようにしています。

水分摂取量

主治医から言われた水分摂取量の目処は、1日あたり800ml程度とのことでした。
「健康のためには1L以上の水分を摂取しましょう」などとよく聞きますが、頻尿の場合は水分を多めに摂取することでの弊害が大きいようです。

チェック用紙

入院時は病院が用意してくれたチェック用紙に記入していましたが、退院後はGoogleスプレッドシート上で管理しています。参考までに画像を添付します。合計量はSUM関数、合計回数はCOUNTA関数を使って自動計算しています。


排尿チェック表

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?