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今年の18本目
今年の18本目、こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話、観ました。
24時間の介護が必要な筋ジストロフィーの患者である鹿野さんは、病院を飛び出して、自ら集めたボランティアに支えられて自立生活をしていました。
バナナが食べたければ真夜中でもボランティアに要求する。それは、我がままにも映ります。でも人間として当然の自由を貫く、そのための抵抗にも思えます。
誰にも依存せず生きる。それが自立だ、と私たちは、考えがちです。でも、障害者の自立のためには、むしろ多くの人に依存する必要があります。
自分のことを自分でできなくとも人は、自立して生きられます。鹿野さんたちの命懸けの我がままの30年間を経て、システムとしての今の障害福祉があります。
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