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オオアメンボの産卵

2024年6月。
飼育していたオオアメンボが産卵さんらん孵化ふかしました。
オオアメンボは、川などの流水に生息する日本最大のアメンボです。

オオアメンボ $${Aquarius elongatus}$$
カメムシ目 アメンボ科

オオアメンボ

うちの子の大きさは次の通り。

オス体長 ・・・ 26mm
オス全長 ・・・ 95mm(あしを伸ばした時の長さ)
メス体長 ・・・ 24mm
メス全長 ・・・ 90mm(あしを伸ばした時の長さ)

普通のアメンボと違って、オスの方が大きいと言われています。
あしまで入れると10cmを超える個体もいます。

手の上だと分かりにくいと思うので、普通のアメンボと比べてみましょう。

ナミアメンボとオオアメンボ

ナミアメンボより1cm以上大きいです。

もちろん、アメンボの名前の由来になっている「べっこうあめ」のような匂いもします。

飼育を始めて、すぐに卵をたくさん産んだので、産卵シーンを動画でアップしました。

最初、卵は真っ白です。

産みつけられたばかりのオオアメンボの卵

少し経つと、赤い目が透けて見えるようになります。

産んでから少し経ったオオアメンボの卵

さらに少し経つと、目がはっきりとして、卵に模様が出てきます。

模様が出てきたオオアメンボの卵

1週間ほどたって孵化しました。
赤ちゃんアメンボの大きさは、15mmくらいです。

赤ちゃんオオアメンボ

飼育方法

大きめの昆虫ケースに水を入れて、休憩場所となる岩や木を入れます。
産卵させる場合は水草があっても良いです(岩や木にも生みますが…)。
エサは、成虫がミルワームやアリ、幼虫が冷凍アカムシ(水に浮かせたもの)やアリをあげます。


夏、川で遊んでいる時に、大きなアメンボを見かけたら、それはオオアメンボかもしれません。
勇気があったら捕まえて、匂いをいでみてください。

おしまい

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