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迷子のハト

2023年6月17日、田んぼで水生昆虫を探していると、ハトがいました。

田んぼにいたハト

僕に気が付いて、じっと見ています。

ハトが見てる

ハトは逃げません。
もっと、近づいてみました。

逃げないハト

足になんかついてる?

足になんかついてるハト

足には輪っかがついていました。
電話番号と飼い主の名前っぽいのが書いてあります。

「ハト 迷子」で検索すると、はとレースのハトだと分かりました。

しばらく、昆虫採集を続けながら見守っていたけど、全然動かないので、日が暮れる前に、あしの輪っかを確認することにしました。

逃げないので簡単に捕まえることができました。
田んぼでいろいろな生き物を捕まえているけど、ハトを捕まえたのは初めてです。

捕まったハト

輪っかにあった電話番号に、何度か電話したけど、出てくれなかったので、近くの警察に届けることにしました。

警察に届けられるハト

警察の人に「ハトを拾いました」と言ったら、とても驚いていました。

野生のハトではなく、レース用のハトで持ち主の連絡先もあったので、落とし物(拾得物しゅうとくぶつ)として預かってくれました。

最後に、「こういうハトは、時々、落とし物で届きますか?」と聞いたら
警察の人は「ここに10年つとめているけど、初めてだよ」と笑ってこたえてくれました。

レース鳩は1,000kmくらい移動するみたいだけど、飼い主が近くの人だと良いなと思いました。


下は鳩レースについて。

100キロから長いものでは1,000キロの距離のレースがあり、スタート地点で放された鳩が出場者の鳩舎にどれだけ早く帰還できるかのタイムを競うものです。
鳩は夜は飛ぼうとしないので、途中木の枝などで休みながら飛びますが、優秀な鳩の場合1,000キロの距離を1日で帰ってくるものもいます。
しかし、長い距離になればなるほど、途中で力尽きる鳩もいれば失踪してしまう鳩もいます。
天候や天敵の出現により帰還率は変わり、レースの途中でリタイアしてしまい、その土地の公園や神社に住み着いてしまう鳩も少なくありません。

鳩レース | 日本鳩対策センター

下は7,000km移動したハトの話。

ハトは人に感染する病原菌を持っていることがあるので、さわったあとは手洗いうがいをしましょう。


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