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福島で花を育てています。農業や栽培のこと、最近始めた花屋のことなど発信していきたいと思…

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福島で花を育てています。農業や栽培のこと、最近始めた花屋のことなど発信していきたいと思います。

最近の記事

なぜ私たちは菊を供えるのか

 もうすぐお盆になりますね。僕たちの菊も一足早く市場への出荷を終え、来週から直売所やスーパーなどで販売する予定です。お盆といえば菊を供えるイメージが強いですが、なぜ菊なのか調べてみました。  菊は、日が短くなると季節を感じて花を咲かせる短日植物です。そのため、お盆に向けて春先に定植する菊は日が短くならないように電気をつけて茎を伸ばし、花を咲かせたい時期から逆算して電気を消して育てる電照栽培やエスレルというホルモン剤などで開花を抑制する栽培をしています。  そんな菊ですが、

    • 母の日を終えて

      今年は自分たちにとって特別な母の日でした。初めて注文を取る母の日で、もちろん花屋にとってはビックイベントの一つです。  花の栽培を始めて今年で4年目になりますが、昨年までは母の日に出荷はしていなかったのと、直接販売していなかったため、母の日とは無縁でした。(恥ずかしながら…)  去年から準備してやっと迎えた母の日です。この時期の栽培は初めてで、自分たちで栽培した花を使えるかは不安でしたが、なんとか母の日ブーケやリースの一部は自分たちで栽培した花を使うことができました。とはい

      • 自分たちで育てた花を花束に

         2020年、コロナが私たちの生活を一変し、様々な業界の人たちがダメージを受けています。花業界も例外ではなく、緊急事態宣言を機に都内の花屋が営業停止せざるを得ない状況もあり、今まで当たり前のように売れていた花が売れない状況を目の当たりにしました。  今までのような誰かに売ってもらうことだけでなく、自分たちでお客さんに届けなくては行けないと感じています。 1.今までの流通 最近、野菜栽培などは大手資本が入り、独自の流通を生み出したいる会社も増えていますが、依然花の業界では、J

      なぜ私たちは菊を供えるのか