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今年の低学年キッズの親をおもう

オーストラリアの小学校内は通常、保護者が闊歩しています。

始業前の低学年のクラスは特に、親と子供が入り乱れていて、一緒にパズルをしたり、絵本を読んだり、保護者が担任の先生とコミュニケーションをとったりっていうのが一般的な光景。

授業の最中だって、先生のお手伝いをするのは保護者だったりします。本を一緒に読んであげたり、グループワークのお手伝いをしたりというボランティアですね。

そして学校の終業時間近くになると、わらわらとクラスの前に保護者や弟、妹達が集まってきて、時間が来るのを待っています。クラスから聞こえてくる生徒達の声に耳を澄ませたり親同士で世間話をしたり、また、全校集会があるときはそれを見学することもできます。

しかしですね、今年は1月の終わりに新学年が始まってから、かなり早い段階で保護者が構内に入れなくなってしまいました。

理由はもちろんパンデミックですよ。

私の子供はすでに14歳と11歳ですから、一緒にクラスまで行って『子どもたちがどんなふうに過ごしているのか見てみたい』なんて時期はとっくに過ぎていますが、今年入学したばかりの親子にとっては、間違いなくショックです。

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4〜5歳の子が通う入学準備学年のクラスでは、こんなふうに始業前の時間を過ごすのが一般的。


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低学年の担任の先生は、クラスを好きなレイアウトに準備してくれていて、娘の時は読書コーナーがあった。


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こんな椅子に座ったら、気分もあがりますね。ホワイトボードにお絵かきするだけですけどね。


こんな感じですよっていう写真を探していたら、当時の空気を思い出してきました。幼い我が子が学校でうまくやっていけるかな、って思いながら始業前の短い時間を共有して、バイバイするルーティーンで親も子も新しい生活に馴染んでいったんです。

でも今年は学校が再開してから、すべての保護者はオフィスで名前と理由を登録しないと、一切校内に入れなくなってしまい、入学準備学年であっても校門でバイバイしなければいけない。今までを知っているから、

寂しいな、残念だな

と思わずにはいられません。

そう思っていたら、今日のスクールニュースレターにて、学校の時間が終わった後、準備学年の子が保護者をクラスに招待して、学校で習っていることを紹介してくれるイベントが行われたとありました。

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こういうアートワークもたくさん飾ってあったはず。


保護者サイドからしたら、待ちに待った時間!

ニュースレターに載っていた、親も子供も先生もみんながニッコリ笑顔の写真に、嬉しさのお裾分けをいただきました。学校側の配慮が嬉しいなーと思った、今日の午後でした。



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