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「理想の働き方」が見えても、実現を阻むものとは?

かなり長いスパンで働き方について悩んでいます。

なぜ、働くのか?

私の場合、一番の理由は「お金を得るため」です。
子どもが2人いるので、お金があるに越したことはないと思っていました。

ですが、自分の人生の中で「これだけは達成したい!」ということを洗い出して、いつまでに、いくらお金が必要なのかを試算してみると…

我が家の場合、私が必ずしも正社員として働かなくても 何とかなりそうなことが分かりました。
( 大きなお金が掛かる目標が、そこまで多くないことが要因と思われます。)

もともと私は今の仕事や職場がものすごく嫌なわけではなく、長時間仕事に拘束されることで、
「本当にやりたいことに割ける時間が少なくなること」
「 仕事で疲れてしまって、子ども達との時間を充分に楽しめない日があること」
が問題でした。


つまりは、自分の気力・体力以上に長時間働いていることが問題であり、週3日程度のパートタイマーになれれば、それらは全て解消できてしまうのです。

お金の不安が払拭された今、あとはもう「理想の働き方」に向かって突き進むだけ!と思いきや、まだまだ問題がありました。

今の私を悩ませているのは、なんとも皮肉なことに「今の仕事内容や職場に大きな不満がない」ということなのです。

いくらお金を稼ぐことが主な目的だとはいえ、全くやりがいが見出せず、
「自分はいったい、何をしているのだろう…」
と思ってしまうような仕事内容であったり、子育てとの両立が難しい労働環境であったなら、「辞める」という選択肢が自然に浮かんでくると思います。

ですが私は、現在の職場環境に大きな不満がありません。

人間関係も比較的良好で、先輩ママも多く、良き相談相手となってくれます。お給料はそこまで高くないものの、残業はほとんどなく、子どもの発熱で急にお休みをいただいても、嫌味を言われたことはありません (心の中でどう思われているかは分かりません…)。

今置かれている環境が、そこまで悪くない、むしろ、恵まれている方だと認識していると、そこから離れる決断をするのは難しくなります。


人間には、現状維持バイアスがあります。

現状維持バイアス(Status quo bias)とは、アメリカの経済学者リチャード・ゼックハウザーとウィリアム・サミュエルソンが提唱した理論で、未知のものや変化を受け入れずに、現状の安定した状態を「損失」するリスクを回避しようという心理が働くことです。

https://editor.note.com/notes/n59cee0b16a9a/edit/


生き物としての人間の第一優先は「死なないこと」なので、ひとまず生られている今の状況を変化させることを嫌うそうです。

私も今まさに、この現状維持バイアスの強烈な抵抗にあっているのだと思います。

現在の職場では、パート雇用はしていないため、週3勤務を実現しようとすると、退職して新しい職場を探さなければなりません。

ですが、仕事を探すと言っても、自分の望む勤務形態で雇ってもらえるかなんて分からないし、新しい職場の人間関係に馴染めず辛い思いをする可能性だってあるわけです。

現在の快適な職場を捨てて、新しい環境に飛び込むことは、すごく勇気のいることです。

さらには、学童保育の問題もちらつきます。

保育園と同様、学童にもあまり空きがなく、一度職場を辞めてブランクができると、また同じ学童に入れる保証はありません。

なんとか子供たちが学校から帰ってくるまでには仕事を終えたいけれど、それが分からない以上は、子ども達が「鍵っ子」になることも想定しなければなりません。

来年は、息子が小学3年生、娘が小学1年生。
 1人でお留守番できなくはないだろうけど、まだちょっぴり不安が残ります。

となると、働き方を大きく変えるのは、もう少し先かな~
とか、思ってしまうわけです (笑)。

「こうしたい!」という理想がある程度固まってきても、現実するには様々な課題が立ちはだかっていますね。

はぁ~
また一つずつ、解きほぐしていくより他ないようです。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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