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「言霊の奏で人」世界観ー3つの世界

「言霊の奏で人」では現世は天界・魔界・中道界という3つの異なる世界が並行して存在しています。ちなみに「中道界」という名称はChatGPTさんにつけてもらいました。
(実はこの世界観のネタはいくつかあるので、それはおいおい形にしていくことになるかと)

天界

天界は魔法が飛躍的に発達した世界で、住んでいるのは魔法が使える普通の人間です。人間の他に、自然が具現化した存在である精霊と、龍などの特別な力を持った生き物が生息しています。残念ながら神や天使はここにはおりません。
イメージとしてはドラクエに出てくるような風景が広がっている感じですかね。石造りの建物と、豊かな自然が広がり、素朴でのんびりとした雰囲気。
天界では光のレア神と闇のイル神が信仰の対象で、魔法はこの二神からもたらされる恵みと信じられています。光のレア神は男性の神官が守る暁の宮、闇のイル神は女性の神官が守る宵の宮に足を下ろされると言われています。
天界を支配しているのは天帝と呼ばれる皇帝で、戦乱の時代を超えて天界を統一した子孫が代々その任に就いています。といってもその歴史はまだ浅いものですが。

魔界

魔界は科学技術が発達した世界です。天界とは真逆の世界で、神の存在は明確に否定されています。
天を突き刺すような高層建築物が乱立するいわゆるメタルシティで、郊外などに計画的に森林が残されている程度です。
魔界の人々は幼い頃から電子機器に囲まれて生活しているため、これがないとかなり困ることになります。我々がスマホがないと不便だなと思う以上の心境だと思います。
魔界人は無意識の領域で自分たちが他の世界よりも優れていると思っています。特に中道界のことは見るべきものが何もない所、と完全に格下扱いです。それだけ自分たちの科学技術に自信があるのでしょうが、色々と問題も抱えていたりします。
魔界は連邦制ですが、政治のすべてを牛耳っているのが魔界政府と呼ばれるトップ機関です。結構魔界の人々は法律でがんじがらめになっていたりするのですが、巧みな情報操作によりそんなものだと思い込まされています。
そんな風に魔界政府は他の二つの世界よりも賢く立ち回っている(つもり)ですが、見る人が見るとそうでもなかったりします。難しいですね。

中道界

いわゆる我々が住む地球をイメージして頂ければよいかと思います。
様々な国があり、地域ごとに特色があって、話す言葉も文化も違う、ごった煮のような不思議なパワーにあふれた世界です。
天界からは魔法、魔界からは魔界政府が厳選した科学技術が伝えられていますが、どういうわけかうまく定着しません。ゆっくりゆっくり浸透してやっと使えるようになるといった感じです。
天界人はのんびりしているので「それが中道界の特徴だから仕方ないよね」ぐらいにしか思っていないのですが、魔界人は「中道界って駄目だな」と思っています。
ただ、ご飯美味しいし自分たちの世界にはないスポットが数多くあるので、中道界は何もないとバカにしながらも人気の旅行先であります。
特に日本は大人気です。言葉全然通じないけど。

おわりに

今日は3つの世界について書いてみました。
宜しければ本編もお楽しみいただけますと幸いです。
Nolaノベル様にて公開中:「言霊の奏で人」

https://story.nola-novel.com/novel/N-e25077ee-d12e-4403-b2c3-8b6d3fcfe473


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