安い自己肯定感〜自己啓発本の有用性とは〜
自己肯定感が低いなら自分で自分を認めなさい。
こんな一文を自己啓発本で幾度となく目にしてきた。
だが、他者と生きている限りそんな簡単に自分軸で生きられない。
自分を持ってると言われる人は大抵小さい頃から自分の意見を尊重される環境に置かれてきたはず。
環境自体、考え自体変えるのは不可能。
自分たちは置かれた環境を金銭面からそう簡単には変えることはできないし、何十年もいつのまにか軸化した価値観を変えるのは難しい。
お金のかからない考え方の変更に挑戦し、理想を追い求めても2日坊主。
不可能なことを変えようと勧めてくる自己啓発本にはうんざりよ。
あれ、人生一周目ですかと思う内容の提示具合には失望。
自己啓発本というくらいならさぞかし著者自身は超越した存在であるからこそ他者を啓発へ導くことができると勝手に解釈していたが、予想的中外だった。
とはいえ自己啓発本で、あれしなさいこれしなさいと命令されるのはM気質から読むのは好きだが、やはり実行できる内容かといえばそうではない。
結局沢山の命令構文を目に入れてきたが、コンビニで体を養おうとし、その偏った栄養分を基に夜中の3時に徒然とこれを書いているのが現実。
したがって、自己肯定感が低くても自分とは切り離せない他者とどのように生きるかが大事。
他者の活用法としては、褒めてもらう。
自分の気づかない強みを他者に褒めてもらうと人生が本当に華やかになる。
周りではなく、自分が強みをエネルギー源にした発光体であると気づく。
自分って何なんだろうと思うのなら、自己解決しようとするのではなく他者に聞いてみると案外解決案は即決案となる。
結局人に褒めてもらうことが人生のバイブルをあげる。
幼い子供が親に褒められるのを期待してテストや習い事を頑張るのと構造は一緒。
大人だからって熟してるとおもうべからず。
見た目は熟して美味しそうだけど食べてみると見た目ほどの価値が得られない、安いスーパーで買った安いりんごだよ、大人は。
そういうりんごが1番タチ悪いから。
実際、安いりんごと安い大人の双方からの被害に遭ったから語れる。
大人も収穫は目に見えない青いベービーりんごだよ、きっと。
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