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保育心理学①発達

こんにちは。社会福祉士、精神保健福祉士のHinaです。
保育士の資格勉強をしている私ですが、書くだけ、読むだけの勉強方法に飽きてきました。
ということで、noteにまとめる方法で覚えるか試してみようと思います。興味のある方は少ないかもしれませんが、自分の中で学びを言語化して蓄積していきたいので、お付き合い、そしてスキボタンをポチッとしてくれると励みになります。



◇心と体の発達

・原則


発達には原則があり、個体差はあっても一般的には共通した原則に従って発達しています。1つ目の原則は連続性(一つ一つの発達がつながっている)です。指がスムーズに動く前に、手を出す動作を学ぶことでその流れで手のひらで持つことができるようになります。2つ目は順序性です。歩くという行為を獲得するためには、首が据わり、お座りができるようにり、立てるようになる。その特定のパターンを経て初めて歩くという行為を獲得するできるようになります。ここでお座りが首の座りの前に発達するということはありません。3つ目が方向性(頭から先っぽに行く方向性、体の中心から外に行く方向性)です。4つ目は周期生(発達には似たような現象や傾向が周期的に現れる)です。この周期性はシュトラッツと言う人が提唱しました。5つ目が相互関連性(心と体の発達はお互いに関連しあっている)です。6つ目が個体差です。

・ポルトマン

ここで、動物学者のボルトマンという人を紹介します。ポルトマンは動物を生まれ方と育ち方によって分類しました。離れて育つと書いた離巣性(お腹の中である程度育ってから生まれ、自分で餌を取りに行くことができる動物)と、巣に就くと書いた就巣性(生まれてからしばらくはの中にとどまって親から食料を持ってきてもらう動物)の2種類です。
ポルトマンは、お腹の中で空ってから生まれてくるにもかかわらず、すぐに餌を取りに行くことができない人間の分類に迷いました。そこで、生理的早産という名前で表現しました。さらに、生まれてから1年未満の乳児のことを二次的就巣性としました。これは、ある程度育ってから生まれはするものの、親が持ってきた餌で何とか生き延びると言う性質を言い表した表現です。

・そのほかの発達理論

その他、様々な発達理論を紹介します。

・遺伝説と環境説

「人の発達を左右するのは遺伝」という考え方です。逆を言えば、環境は一切関係のない、つまり環境説と対立した考え方を遺伝説と言います。

対して、環境を大切に考えたのがワトソンです。ワトソンは「どんな子供でも俺の手にかかればどんな職業にでもつけてやる」と言うほど、環境説を推していました。

成熟説は、どれだけ急いでも、またどのように環境を整えたとしても、適切な発達で環境が整っていなければ意味がないと考え方です。この今だ!と言うタイミング(=レディネス/学習準備性)で環境が整うことで、十分に発達できる。これを提唱した人がゲゼルです。これは発育は環境に左右されるのではなく、遺伝によって左右されると考えているため、遺伝説の1つとして捉えられています。

輻輳説(byシュテルン)では、遺伝的な要素と環境の要素それぞれが独立していて、それらが足し算的に働くことで人は発達すると考えられました。

それに対し掛け算的に考えるのが相互作用説です。足し算では、遺伝的要素や環境的な要素は、あくまでもそれぞれが合わせるだけという考えでした。しかし、相互作用節では、環境と遺伝的要素がお互いに影響を受け合う働き方をすることで発達すると考えられました。

最後に、環境閾値説(byジェンセン)。相互作用説の1つです。人の発達には遺伝も環境も両方影響するが、遺伝的要素が生かされた発達にはある程度の環境が必要であるという考え方です。例えば、どれだけ頭が良い子でも、経済的な理由で環境が整っていないことで十分に能力が生かされないこと。このように環境と遺伝要素が掛け合わせること、そしてその掛け合わせのためにある一定の環境(環境閾値)が必要であると考えたのが、このジェンセンの環境閾値説です。

・年齢

ここで改めて人の判断段階の年齢別区分けを確認します。
乳児期=1歳まで
幼児期=1歳から小学校に上がるまで
学童期=小学生の間
青年期=中学から大学卒業まで
成人期=それ以降
老年期=65歳〜

ということで、人の発達の基本的な内容をまとめました。
次は乳児期の発達についてまとめます。
私のまとめノートになりますが、何かの参考になれば嬉しいです。

では、また💐


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