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時間がかかっても自分でやる

こんにちは。
社会福祉士、精神保健福祉士のぽこです。


◇自分でやり切る

今日は、とある映画のワンシーンを取り上げて紹介します。
「ストレイトストーリー」という映画です。

アルヴィン・ストレイトはアイオワ州の小さな町ローレンスに娘のローズと暮らす73歳の老人。ある雷雨の夜、彼のもとに長年仲たがいしていた兄ライルが倒れたとの電話が入る。
「もう一度、兄と一緒に星空を眺めたい」。
アルヴィンはたったひとり時速わずか8キロの芝刈り機に乗り、350マイル離れたライルが暮らすウィスコンシン州マウント・ザイオンへ向かう旅に出る。

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アルヴィンが芝刈り機で旅に出ている途中、たくさんの人に声をかけられます。
「俺の車に乗って行くか?」
「手伝おうか?」
そんな助けの声を、アルヴィンは断るのです。
「自分のやり方で終わらせたいから」と。
早く兄に会うことが重要なのではなく、アルヴィンはその道に自分で決着をつけることに重きを置いていました。

・早く、簡単に

少し話が飛びますが、働き始めて4年目の私は、既に3度の異動を経験しています。
どの部署に行っても、なるべく早く馴染みたいと言う思いが強く、前任者のやり方を真似ることで業務をこなしてきました。
そこに、自分のやり方を見出す努力はしていなかったと思います。
とにかく早く、とにかく正確に、とにかく一番簡単な手段でその業務をこなしたい。
そんな思いがとても強かったのです。
しかし、4月に異動してきた部署には前任者がいません。
というのも、入所施設の相談員という立場に異動してきましたが、今まで相談室にいた3人のベテラン職員が全員異動してしまいました。
そのため、「前任者のやり方を真似る」ことが非常に難しい状況に陥っています。
新しい環境に馴染むのにも、仕事のやり方に慣れて流れに乗るのにも、いつも以上に時間がかかって混乱しています。

・自分のやり方で事を進める

そのため、測らずして自分なりのやり方を考察せざるを得ない状況に陥っています。
しかしながら、その状況が自分にとって非常にプラスに働いている実感があるのです。
自分なりの方法で進めていくと、前任者の意図が見えます。
「この資料を保管してあるのはこのためか」
「だからこの捕捉資料を作ったのか」
このように、一つずつ前任者が残していった遺産(あえて保管されていたコピーや、あえて作成されたファイルなど)の目的がよくわかります。
すると、今まで訳が分からなかった遺産の使い方がよくわかり、仕事がしやすくなるのです。
さらに、自分なりにその業務の”やりづらさ”と”やりやすさ”について考えるため、他の業務にも応用することができます。
このようなやり方で主体的に働いていると、だんだんと仕事が「課せられているタスク」から「自ら選び取っている挑戦」に変化するのです。
自分のやり方で進めることが、結果として主体性を上げることに繋がり、仕事の見え方がガラッと変わる。
そんなことを実感しています。

・憧れるのも良いけれど

誰かに憧れて、その人を真似る。
そんなライフスタイルも悪くありません。
でも、たまには自分なりの方法でやり切ってみても良いのではないでしょうか。

SNSに溢れる憧れのライフスタイルを送る人を見て、その人と同じインテリアを揃えたり、同じモーニングルーティーンを過ごして気分を上げるのも良いでしょう。
でも、たまには自分が素敵だと思うインテリアや雑貨を購入したり、自分の過ごしたい朝時間について考えてみるのも良いものです。

時には、人の意見を聞かずに、自分でやり切ってみても良いのです。
時間がかかっても、悪いことではありません。
無駄だと思える失敗も、なかったことにはなりません。
そこに「その経験をした自分」がいる限り、その経験は生き続けます。
自分でやり切る勇気を持って、何か一つ選択をしてみてはいかがでしょうか。

今日も心地よい1日になりますように💐
では、また🌷

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