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【アーユルヴェーディックな暮らしのすゝめ】自然のリズムに合わせる

こんにちは。Hinakoです。
お久しぶりの投稿になってしまいました。いかがお過ごしでしょうか。

梅雨も始まったと思いきや、夏日が続いたりで中々身体がしんどい時期だと思います。
そんな時に私が参考にしていてとても助かっている、アーユルヴェーダの「ドーシャ時間」についてお伝えします。

ドーシャは体質だけかと思いきや、あらゆることに当てはめることが可能です。
また、ドーシャ時間=人間の自然なリズムなので、そんなに力まず過ごすことが出来ます。
まずは自分が自然な流れに沿っているのか、再確認してみてください。

ドーシャ時間は4時間ずつ変わっていく


時間別ドーシャ

まずはこの表を見てください。
3つのドーシャが4時間ごとに移り変わっていることが分かると思います。
このように、私たちの生きる環境で”時間帯”には大きく影響を受けています。
特に、朝起きて夜寝る、という当たり前の生活リズムも、ドーシャにはしっかり意味合いがあります。
睡眠以外の時間でも、身体のある特定の機能が得意とする時間も存在します。
それらの特性を生かして生きていくと、それだけで身体の消費エネルギーが省エネで済み、とても楽になります。

現代人はかなりこの自然のリズムから離れている生活を強いられています。
自分はこの流れに沿っているのか。まず確認してみて下さい。

午前中のヴァータは目覚めと軽やかさ

夜中の2時から6時は、ヴァータの時間。この時間はまだ生き物は寝静まっていますが、6時に近づくとともに目を覚まし活動を始めます。今の日本、6月季節だと大体4時30分ごろには明るくなっていますよね。
この時間はヴァータが優勢なため、非常に軽やかです。その為、この時間までに起床することをアーユルヴェーダでは推奨しています。
ヴァータは”排泄”も促すドーシャなため、排泄の時間とも言われています。
朝は睡眠によって修復された身体の燃えカス(排泄物)がたくさんたまっています。この軽やかさに任せて出していきましょう。
アーユルヴェーダで推進している朝のモーニングルーティンも、この時間のうちに行うことをお勧めしています。

午後のヴァータ時間は活動的に

午後の2時~6時もヴァータの時間。
この時間は活動的で、いろんなことに興味がわきクリエイティブになりやすい時間です。その為、仕事でクリエイティブな活動(文字を書く、絵を描く、モノを作る、身体を動かす、ディスカッションをする)を行う場合は、この時間に行うことをお勧めします。
とはいっても、ヴァータは集中力は少ないです。集中力が必要はことは午前中のピッタ時間に済ませ、あまり集中力がなくても出来る楽しい創造性の時間として見てください。

午前中のピッタ時間は集中と消化

変わってピッタ。ピッタは消化と代謝を司るドーシャで、集中と活力を作ります。
その為、午前中の10時~14時が最も集中力が高く、完成度の高い仕事を行いやすいです。
集中力が必要な仕事や考える仕事は、この時間に行うことをお勧めします。
また、消化にも1番優れています。アグニが最も立っている時間だからです。
食事はこの時間を1番の食事にして、朝と夕方は軽めにしてみましょう
アーユルヴェーダでは食事の割合を、「朝:昼:夜=2:3:1」と言っています。
これを守るだけでも、食事の消化が難しいことによる不調は改善されることが多いです。

日本ではお昼は軽く、夜が重い食事が普通となっています。
これを逆にしてみて、身体のリズムを自然な流れに戻してみませんか?

夜中のピッタは身体の修復

一方夜中のピッタ、22時~26時は「睡眠」に充てて欲しい時間です。
睡眠は、身体を休ませるだけでなく、その日の傷を修復させたり、組織を成長させ足り、記憶の整理等の大仕事をしています。
この時間になるべく多くの睡眠をとることが、健康の第一歩となるんです。
一方、目が覚めてしまいやすい時間でもあるので、なるべく夜のカファ時間を利用してリラックス時間の延長で眠れるように工夫します。

よく聞く「夜中に目が覚めて掃除がはかどった」とか、「徹夜」はまさにピッタの影響です。
しかし本来使いたいピッタのエネルギーではないので、翌日の疲労感は大きいでしょう。

朝のカファはなるべく早く起きて軽やかさを作る

朝の6時~10時、大体の人が起きて活動を始める時間は、なんとカファが優勢の時間です。
その為、寝起きが悪かったり、朝不活発になりやすいのも当たり前なんですよね。
但しこのムードを持ち越してしまうと、1日不活発になってしまうので、なるべくヴァータ時間に起きてみたり、朝にヨガを行ってカファを逃がすことをお勧めします。
消化力も弱いままですので、お腹が空いていない場合は無理して朝食を食べなくても大丈夫です。
お腹が空いている場合は、沢山食べ過ぎないよう、軽めの朝食を行ってみてください。

夕方のカファ時間は1日のご褒美リラックス時間

夕方の18時~22時はリラックス時間に最適です。
1日活動し、疲れた体を癒して睡眠迄の準備を行う時間です。
この時間にどれだけリラックスできたかによって睡眠の質が変わると言っても過言ではありません。
夜遅くまで仕事をしたり、勉強をしたりすると、頭が休まることなくピッタ時間になってしまい、頭が覚醒したまま休まらない…ということになってしまうのです。自分がリラックスできること(入浴やマッサージ、軽めのヨガ、アロマ等)を行ってリラックスモードになってみてください。
また、消化力も1日で1番少ない為、なるべく早い時間に軽めの食事を摂るようにしてみてください。

私は夫の帰りが遅く、早くても20時になってしまいます。その為、ご飯と味噌汁だけ、でもお腹がすくので17時頃におかずという工夫をしています。自分のできる範囲で適用してみてください。

いかがでしたでしょうか?
今のご自身はどれだけアーユルヴェーダ的な自然なリズムに沿った生活が出来ていますか?
ちょっとそれているな~という方は、それだけで身体の負担になるので、自然なリズムにして楽してみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

Hinako

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