見出し画像

【アーユルマタニティ記録】 アーユルヴェーダ的に妊娠とは?

こんにちは。Hinakoです。

既にお知らせ済みですが、現在妊娠30週(8か月、妊娠後期)に入りました。
これまでの自分の体験と、アーユルヴェーダやマタニティヨガの知識を用いて行ってきたセルフケア等を記録していきたいと思います☺
参考になる妊婦さんが居ればな~と思って更新します。よろしくお願いします!

まず初回は、「アーユルヴェーダ的に妊娠とは?」ということで、アーユルヴェーダでは妊娠をどうとらえているのかをシェアしていきます。かなりヨガ的であり、ヴェーダの叡智を基に考えられているので、実際に妊娠を経験している私としても納得な内容でした。是非ヨガやアーユルヴェーダに興味がある方には知ってもらいたい内容です☺


アーユルヴェーダでは妊娠成立にカルマが関係している

そもそも妊娠とはどんなイベントなのか?
アーユルヴェーダやヨガでは、”輪廻転生”の考え方がもとになっています。その為、妊娠とは、「肉体を持った過去世が終わったある魂が、新しい生を受けるイベント」ということになります。
そして、過去自分自身が作ったカルマの中で、次に行うべき目的を全うできる肉体に入っていく。ということになります。

今回、私が参考にした書籍はこちらです。「アーユルヴェーダ式育児学―アーユルヴェーダの基礎と小児科学/ヴァサント・バラージ アタヴァレー 」

この書籍によると、妊娠(受精)が成立するのは次の条件だといいます。

①アートマン(我)が転生、つまり過去世のカルマを受け入れる用意がある時
②精子、卵子共に健康であるとき
③産道、つまり卵管、子宮、膣が健康で良く開いていて、発育が十分であること
④適切な時期、つまりリトゥ・カーラ(妊娠可能期)~月経開始後4~16日目~に性向を行った時
*夫婦の生殖能力が正常でも、精子と卵子の性質が弱っていたり、子宮に病気があったり、不適切な食事、病後の衰弱、心理的要因などで妊娠が成立しないこともあります。

アーユルヴェーダ式育児学―アーユルヴェーダの基礎と小児科学/ヴァサント・バラージ アタヴァレー

つまり、単に身体が整っていたとしても、カルマによって親子のタイミングが合う時にのみ妊娠が成立するということになります。

かなりセンシティブな内容なので書くのか迷ったのですが…。ヨガ的な目線で書きます。
妊娠とは、過去世から決められた約束であり、親となる両親はもちろん、子となる新しい生命も何かしらの目的をもって肉体を持ちます。この3人の関係性(兄弟がいるのであればさらに対象者は増えるのかもしれません)が大切になっている。と強く感じました。

妊娠前の母親、父親の体質が重要

更に、アーユルヴェーダでは、「プラクルティ(出生時の体質、その人の元となる体質)は受精時の両親の体質によって決まる」と言っています。つまり、受精した時の両親の健康状態がそのまま子供の肉体に引き継がれる。ということになります。
細かく言うと、受精時の母親、父親のドーシャバランスがそのまま卵子と精子に反映され、その結果子供のプラクルティになる。ということです。

私はこれを知った時、まだ妊娠を望む時期ではなかったので、「妊娠したいと思った時のために、身体を整えなくては!」と思ったのを今でも覚えています。

しかも大事なのは赤ちゃんを育む母体はもちろん、父親も大事だという事。
私たちの肉体は、父親と母親両方の要素が合って成り立っています。極端なことを言うと、母親だけ健康だとしても、父親がそうでない場合は父親の要素も引き継がれる。ということになります。
きっとそれも子となる魂のカルマなんでしょうが、知っているのであれば最善の状態で子供を迎えたいと誰しも思うと思います。もし将来的に妊娠を望んでいるのであれば、自分はもちろん、パートナーと共に心身ともにケアを心がけることを強くお勧めします。

妊娠した時のコンディションが妊娠期の状態を引き継ぐ

ここからは私の経験談です。妊娠期を経て最も体感したことが、この「妊娠した時のコンディションが妊娠期の状態を引き継ぐ」ということでした。
細胞というのはすぐ変わりません。最低でも3か月ほどの期間が必要になります。妊娠期間は10月10日と言われますが、実際に妊娠した時には既に2か月。
しかも子の細胞の基礎が出来るのは妊娠初期。つまり、妊娠初期の身体の状態がもろ子供の発育に影響します。

ということは妊娠発覚後に健康を意識するのは、少し遅すぎる。ということになります。

実際に私は妊娠前3年くらいかけてアーユルヴェーダな暮らしをしていました。
今ではアーユルヴェーダなしの生活は考えられないくらい、たまに体調を崩すことはもちろんありますが、日々の不調は格段に減りました。私の人生を振り返っても、妊娠した頃の自分の身体は過去最高と言ってもいいくらいの健康度合いだなと思っています。

その結果、妊娠期に不快に思ったトラブルは”便秘”くらいで、つわりもなければあるある症状もあまり体験せずに来ています。
また、今後シェアしていきますが、妊娠期に出てくる不調は、”妊娠前から弱かったところ”が出やすい傾向にある。と感じています。それもそうですよね、自分以外の細胞を作っていくので、必然的に身体の機能が自分だけに向かなくなりますもんね。その時は自分の脆い部分が悪く出やすいでしょう。

また、アーユルヴェーダやヨガで日々自分の身体を見ることを癖にしているからこそ、ちょっとした変化も非常に感じ取りやすかったです。少し乱れたらすぐケアをする。ということをひたすらやってきたので、それもあって大きなトラブルなしにここまで来ているように感じます。

なので、これから妊娠を望んでいる方には強く、”アーユルヴェーダやヨガを妊娠前からして欲しい!!!”と言いたいです。

今日はこの辺で。
次回以降は妊娠初期から、妊娠体験記をアーユルヴェーダ的な目線でシェアしていこうと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました☺

Om
Hinako

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?