ドクターズコスメの基礎知識②
今回はAquaAgeのアドバイザーであるマリポサビューティークリニック 院長 皮膚科専門医 医学博士 野田香菜先生に、AquaAge代表の包娜仁を交えて、狩野がオンラインでインタビューを行いました。(全6回の2回目)
肌悩みが深い方へ
狩野:最近SNSを見ていてもドクターズコスメを使用しなくても綺麗な人が、積極的にレチノール配合の商品を使用しているようにも見受けられますが、先生はどのように思われますか。
Dr野田:確かにいらっしゃいますね。でもそのような方はそれで良いと思います。スキンケアや美容医療が大好きな方は趣味として行うと良いです。若くて肌がキレイな人は何を使ってもきれいです。
ただ、ドクターズコスメは肌に問題が多い方にこそ使ってもらいたいです。40,50代でシミ、シワ、たるみに悩んでいる方に市販の高額なスキンケアをおすすめしても、効果がマイルドなので改善にとても時間がかかってしまいます。
本当に肌やたるみに大きな問題があるならば、美容施術と組み合わせた方が良いし、それを狙った効果があるスキンケアを合わせて使った方がいいと思っています。
もちろん市販の高級ラインスキンケアをリラクゼーションの目的を含んで購入している方はそのままお使いいただくのが良いのかなとも思います。
狩野:美容意識が高い若い方が一般のスキンケアを飛び越えてドクターズコスメを使う。という方もいらっしゃいますよね。年齢を重ねた時に、どの方向に進んでいくのだろう?と個人的に思ったりします。
Dr野田:使えるお金があればそれはいいのかなと。インフルエンサーなどがドクターズコスメを使うのはいいと思います。ただそれに引きずられて、一般の人やそこまで美容医療に興味のない人が高いスキンケアを使う必要性は全くないかな。とも思います。何を優先されるかはその方の自由です。
ドクターズコスメの特徴的な成分
ドクターズコスメで使用されている特徴的な成分とその特徴について教えてください。
ビタミンA、ビタミンC、ペプチドがドクターズコスメの主流かなと思います。あとは独自の美白成分を配合しているものですね。ペプチドは開発のし甲斐がある成分なんです。ペプチドはアミノ酸の組み合わせで、組み合わせを変えることで皮膚の様々なところに作用します。どういうペプチドをどう効かせるかというのを各メーカーが頑張っているかなと思います。
狩野:ドクターズコスメはどんな人におすすめですか。
Dr野田:とにかく効果を求めている人におすすめです。
海外のドクターズコスメについて
狩野:それでは視点を変えて、海外におけるドクターズコスメについても教えていただけますでしょうか。
Dr野田:新しい製品は学会のブースなどに多数出店されます。直接買付に行く医師もいますし、日本にも数多くの輸入代行社があるのでよさそうな海外ドクターズコスメを日本に取り入れています。
狩野:海外でもドクターズコスメを購入する場合は医師の診察が必要になるのでしょうか。
Dr野田:国ごとに規制を設けているところも多いです。例えば、アメリカではハイドロキノンは医師からの処方箋がないと購入できません。
狩野:私たち東アジア人と比べると欧米の方たちは表皮の厚みがあるので、恐らく作用が強いドクターズコスメも使いやすいですよね。
Dr野田:そうですね。欧米の人には保湿という概念があまりないようですね。
コーカソイドは、保湿しなくても大丈夫なので、狩野さんもコラムに書かれていましたが角質層の厚さが私たち東アジア人と違うので、私たちアジア人がコーカソイドと同じ方法で行うと大変なことになってしまいます。
そうなると、お隣の韓国のスキンケアは日本人の肌質にも近いので使いやすいと思います。
まとめ
・肌の悩みが深い方こそドクターズコスメ。
・ビタミンA、ビタミンC、ペプチドはドクターズコスメの主流成分。
・海外のドクターズコスメは国ごとに規制が設けられている。
AquaAgeが提供している【HADABON】は無料で簡単に自分の肌タイプや気になるシミ、シワなどのことを知ることができるアプリです。
自分にはどんなケアが必要なのかを可視化できるので
ぜひみなさまの毎日のスキンケアのサポート役として取り入れてみてください。
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