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大人の人生観・恋愛観・結婚感

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若い頃には感じなかった人生観や価値観などを語ったもの。
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2021年8月の記事一覧

ポジティブにも前向きにもなれない夜でも朝は来るらしい。たぶんね。

今、ノンアルコールビールを飲みながら書いている。正直にいうと美味しくないしどうしてビールの代わりにこれを飲まなくちゃいけないのかと思う。そもそもビールは好きではなく乾杯の時に仕方なく「とりあえず一杯」を飲むが、それに含まれているアルコール分は「はかいのつるぎ」に変換され怖いものなしの状態になれるため悪くはないと思う。私はゲームをやらないので「はかいのつるぎ」が強いのか弱いのかわからないけれど、なんとなく強そうなので例えてみた。だからアルコールがないビールは私にとって何のメリッ

本当は料理が嫌いではなかったのかもしれない

週末になるとスーパーで食料品を買い込む。 それは大人になってから長い長い間行っていたが、楽しんで買い物をしたことはなかった。週末以外はまともに料理をしていなかったし、その週末すら惣菜や冷凍食品をレンジでチンで終わらせることが多かった。 かつて、母から「料理を手伝いなさい」とよく言われたが、それが苦痛で仕方なかった。母は料理がとても上手な人であったが、私と食の好みが異なっており素材選びや味付けで反発することが多く「それだったら手伝う必要ないでしょう」と母からも料理からも逃げ

その爪の痕 #冒頭3行選手権

背中に傷をつけて 僕の上に乗った彼女は小さく喘ぐようにつぶやいた。僕は温かくまとわりつくその心地よさに理性を失っていたが、彼女が発した言葉に一瞬我に返った。 僕は彼女の背中に手を回し恐る恐る爪を立てた… 野やぎさんの#冒頭3行選手権 に参加しました。 なんか官能的なことを書きたい気分になったのですが、こういうのをきちんと書いたことがないので、3行だったらと思って書いてみました。

きっと私は解放されたのだと思う

母の四十九日の法要と開眼供養、納骨を終えた。 納骨の予約の際に「開眼供養(かいげんくよう)が必要なのでワンカップのお酒と一握りの塩と研いだお米を持ってきてください」と墓地の担当者より言われ「開眼供養」が一体なんなのかわからずに確認したところ「その墓地に初めて遺骨が納められる際に行う供養のことです」と言われ納得した。両親は自身のお墓を予め準備していたが、母が亡くなり今回始めてそのお墓を本当の意味での「お墓」にするということなのだろう。 納骨の朝、家に置いていた遺骨や位牌や写