(10)Slackと日本語教育Part1:コミュニケーション効果UP~8つの利点~

こんにちは。日本語講師のHinakoです。

みなさんは学生さんとの連絡に何を使ってらっしゃいますか。私は春学期は希望者のみSlack、夏学期、秋学期からは完全導入しました。

その理由は、オンライン授業に切り替わって困ったことの一つ

とにかくメールが多かった。。。

特に完全オンラインになった5月の春学期は、大学から大事なコロナ関係のメールが来るし、学生さんからはもういつもの3倍はメールがきていました。メールの量も多い上に、メール1つ1つが長い!! 授業準備で手いっぱいなのにメールの処理にすごく時間を取られていました。

メールが嫌な理由は色々あるんですが、一番厄介だと思っている点は

「その場で話が完結しないこと」

メールの返事をしたら、

またメールが来る。。。

全然終わりませんでした。

そこで私が導入したのは、Slack。

みなさん、Slackをご存じですか。簡単に言うと「ビジネスチャットアプリ」です。LINEでもなんでもよかったんですが、1つのアカウントで色々なグループが作れるという点、つまり私はクラスを何個も持っているのでクラスごとのWORKSPACEを1個のアカウントで作れるのでSLACKにしました。

メールをやめてSlackにしてよかった点、下記8つご紹介します。

1. 要点のみのコミュニケーションができる

「宿題の提出がちょっと遅れますがいいですか」というメッセージ1行。

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2.返信が一瞬で終わる

👆のように親指の絵文字で返信。解決。メールだったら、メールを書いて送信しなきゃいけないので2ステップ。これだと秒で終わります。

3. 学生さん同士の情報シェアが増えた

各クラスのWORKSPACEに誰でもなんでも話していい質問していい「#チャンネル」があります。すると、学生さん同士で便利なAPPやサイトを紹介しあっていました。

また絵文字の💓などで共感、感謝もしてるので学生さん同士ちゃんとコミュニケーションとってるようです。

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4. FAQのシェアが簡単 

大学のLMSに、FAQを立てたんですがあまり見てない。全然読んでなくてよく同じ質問が何度もきていました。Slackは質問とその答えをチャンネルでシェアできるので便利です。

5. Zoomが落ちた時のバックアップ

一度クラス終了5分前にZOOMが落ちたことがありました。「今日は解散しまーす。」というメッセージをSlackで流して、皆このメッセージを受け取ったか絵文字で確認。無事終われました。

6. 日本語を積極的に使ってくれる(一番うれしい!)

ゼロ初級なので最初は簡単な「こんにちは」とか「せんせい」を日本語で書いてくれました。学期が終わるころにはもうほぼ日本語でやり取りしてる学生もいました。

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7.簡単なアンケートが取れる

ちょっとしたアンケートを書いておきます。例えば、こうしたいけどどうだというので1.賛成できない 2.賛成!!大丈夫!! 学生さんたちは1か2をクリックするだけ。まあ見てない子もいますが、参考になります。

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8.絵文字で気持ちのシェア

テスト中にインターネットが止まった時にもらった絵文字。(気持ちわかります)

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こんな感じで色々利点があるので、とても気に入ってます。SLACKは本当に迅速にメッセージに反応ができるので、そこがコミュニケーションの鍵になってるなと思います。

しかしこのSLACK、失敗したこともあります。また、最初は慣れないので、頻繁にみてもらう仕掛けが必要なんです。それをスラックと日本語教育PART2で書きたいと思います。

SLACKで学生さんとコミュニケーション、おススメですよ。




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