好きな国、あまり気が進まない国、その背景から考えた、大事なこと3つ
今、アムステルダムにいます。昨日の朝来て、明日の朝、朝食前に出発。本当に丸二日の滞在。
昨日書いたように、オランダは私が初めて海外で足を踏み入れた国。その後もう1回仕事で訪れて、今回3回目。
私は大のイタリア好きだけれど、オランダに対してはそこまでの愛があったわけではなかった。
今回、ホテル選びをする時に、3つ候補を上げてくれて、今泊っているホテルが一番お安かったのと、カナルハウスと言うのが決め手だった。どうせならその土地らしい建物に泊まってみたいじゃない?
中に入れば、とてつもなく急な階段でお部屋にたどり着けることを除けば、それほどの特別感はない。お庭が見えて、緑に癒される。
50ユーロの食事に使える券をもらっていたので、夕飯のルームサービスを頼もうかと思って、相談してみたら、クロケット(オランダのコロッケみたいなの)を勧めてくれる。昨日のレストランで1個出てきていて大体わかっているから、それでなくてもなあ・・と思って、数を聞いてみたら6個だって。そんなにたくさん食べれないわよ‥と言ってみたら、小さいから大丈夫!是非試してみて!!ってあまりに進めてくれるから根負けした。持ってきてくれるのに30分くらい。嬉しそうに説明してくれて、マネージャーからってプレゼントまで持ってきてくれた。
私の祖母はあまりお料理が得意ではなかったと思うのだけれど、祖母の家で食べるご飯はおいしかった。
今日のクロケットは、味が特別でもないと思うけれど、本当においしかった。食べ物は、その味だけじゃなくてストーリーも含めて堪能するもの。
ここのホテルのスタッフもとても親切だった。
朝ごはんもすごく特別というわけではないけれど、本当においしいと思った。明日食べれなくて残念!と言ったら、バッグに詰めてあげる!!って言ってくれた。
ヨーロッパの夏は悪い印象がない。たいてい日本に帰ってからが辛いなあ・・と思う。お昼間が長くて日がさんさんと照って、時計が一気に進む。私のPCは日本時間を出してくれているけれど、今2時38分(午前です!)こちらの日差しは真昼間の日差し。全く疲れた感じや眠さがない。
明らかに日本にいるときより調子がいい。
こんな自分観察から気付いた大事なこと3つを忘れないうちにメモしておこうと思いました。
1.好き嫌いは些細なことからおこるもの
本能的なものもあるだろうけれど、たいていの好き嫌いは大した違いではなくて、些細なボタンの掛け違いからおこって来るもの。
料理を例にすれば、おいしいから好きなのではない。好きだなあと思うからおいしく感じるというのもあると思う。
祖母のごはんがおいしかったように、料理そのものだけではないもの、人のちょっとした感情から好き嫌いは生まれるもの。
例えば、ホテルのスタッフの皆さんが、宿泊客のちょっとした感情を大事にすれば、ハードがイマイチ、お料理がイマイチでもお客さんはそこがいい!になるもんだと思う。実際にこのホテルはスリッパはない(←あるという触れ込みだった)歯ブラシはない。置いといた歯磨き粉は捨てられてしまい、明日もうひとセット開ける羽目に。
それでもしょうがないかなあ・・・
オランダの車窓の風景、明るさ、人々の温かさから考えれば、もう充分!オランダを堪能しています。総合点で言えば、3月から始めたどの旅よりも満足度は高いし、気持ちも上がっています。
2.気が進まない国はたいていそこで受けたサービスのボタンの掛け違いと空の暗さかもしれない。
たまたまが続いているだけかもしれないけれど、自分たちの都合を押し付けているのを平気でお客である私に、何かを出来ない理由として言ってくるのはイマイチかな。
出来ないのはごめんなさい!出来ないんです。不自由かけてしまってごめんなさい!って言われたら、仕方ないかな・・と思う。
ハイスピードインターネット接続無料という触れ込みのホテルで、つながらなくて困っているときに、僕のスマホも繋がらないから・・・とか、それどうでもいいっしょ!
ハノイは暗かった。シンガポールも夜便で不自由な椅子で延々お迎えを待っていなくては行けなくて。暗い環境で気まま出来ないというのは、私の場合一つのポイントかもしれません。
3.究極、そこに行って自分が元気になるかどうかが大事
好きな国はたいてい、行ったら調子が良くなる国なんですよね。
イタリアも食べ物おいしいとか、お兄さんたちが緩くて心地いいとか、歩いてて楽しいとか細かく理屈を言えばいろいろあるけれど、究極はそこに行ったら元気がもらえるところは好きなんです。
ヨーロッパはイマイチだったのはバルセロナだけ。治安が悪すぎて。
アメリカもサンディエゴやワシントンと言った西海岸は印象がいい。
人と人との相性でもいろいろ言うけれど、一緒にいて疲れる人は面倒だなあ・・と思うのと一緒で、好きな国もきっと細かい理屈はさておいて、そこにいると元気でいられるかどうかなんだと思います。
自分は暗いところが苦手だから、明るい日差しの国、狭いところも苦手だから、建物に圧迫感がないアムステルダムの運河沿いのこの辺りはとても落ち着きます。
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