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韓国からの帰国便の大家族の様子を見て考えた、人としての在り方について3つ

 ようやく日本に戻ってきました。日本は良いわ。みんな親切だもの。
驚いたのが入国審査。外国人が自動化されていないから長蛇の列。昔ヒースロー空港だったか・・もう止めて欲しいと思った経験がありますが、自分たち日本人は自動化ゲートですいすい通れる。
 こういうのさっさと世界共通にしてしまえばいいと思いますが、電子カルテとか一緒で利権とか絡んで進まないのかもしれないですね。
 前回のアムステルダムーシンガポールの帰りの時に書いたみたいに、お荷物のターンテーブルが、複数便の兼用。私の前に香港、ドバイ、別のインチョンが回っていて、ドバイとか外国人なんか取りに来れないから、どんどん係の人が掘り出しているから、床面も荷物で埋まっているなかなかシュールな状況。人員の問題なのか、はたまた、構造の問題なのか、これは何とかしないと、世界標準からは全く立ち遅れています。

 これだけ外国人が関西空港に来ることもなかったのかもしれませんが、税関も長蛇の列。それを見て、その場でVisit Japanに大急ぎで入力。これまではどっちが早いのかわからないし、ただ書く手間が少し少ないくらい・・くらいのお得感だったけれど、今回は良かった!と思う。

 前置きはこのくらいにして、今日の機内の2時間近く、絶叫マシーンのような小さな子のいる韓国人の家族連れを見て感じたことを書きたいと思います。
 とにかく泣き叫びまくっていました。正直私もちょっと勘弁してほしいなあ・・・と思っていた。間、私も居眠りしていたので、どうされていたのかわからない。降りるときに、お母さんだけが、必死でみんなに頭を下げていた。お父さんはその子を抱いてあやしながらどこかに行ってしまっていた。前の席にはおばあさんと思われる年長者がいた。他にさらに子供が3人。一人はまあまあ大きい男の子。状況が十分に理解できそうな年齢の女の子もいた。その中で、お母さんが一人、他の乗客に謝りながら、荷物をどうやっておろそうか思案している様子だった。私の若い友人が道を譲り、荷物を降ろしてやり・・と、それは別にいいのだけれど、おばあさんは何で何もしない?残りの子供も母を手伝おうとしない?私は、お母さんが必死だから、通じないのをわかっていて日本語で、みんなそうだから、大丈夫だよ!心配ないよ、って声を掛けたら、お母さんの目から涙があふれ出た。言葉としては通じなくても心は通じている、そんな瞬間だった。お姑さんと思しき年長者は、そんな様子を見ても「だから何?」的な感じ(←私の偏見かもしれません。)

1.年長者に対する向き合い方が違うのか?
  韓国は年長者を敬う文化の強い国だと聞いている。だから、お嫁さんが遠慮をするのは理解できなくもないのだけれど、ぶっちゃけ乗客はみんなあんたの孫で散々な目にあっているのだから、もう少し、お嫁さんに協力してもいいんじゃない?

2.男尊女卑が強いのか?
  日本でも田舎に行けば、まだまだ嫁の地位が子供より低い地域がいくらでもある。お兄ちゃんと思われる息子は十分大きかった。お母さんは姑の前では息子にものを頼めないのかしら?私の友人が手伝うこと自体は全然いいけれど、お母さんも息子にさせようとする気配すらなかった。

3.大韓航空のCAさんが意外にケアしに来ない
  これがもう一つ意外だったこと。日本の優しいCAさんなら、もう少しこの家族を見に来るような気がします。もしかすると先に行ったお父さんと張本人のケアをされていたのかもしれないのだけれど、お母さん一人で孤軍奮闘が当たり前の文化なら、もう少しCAさんがケアしてもいいような気がしました。

  日本でも、例えば観光に行けば親切な地域でも住人になれば大変!という地域はたくさんあります。序列に厳しいのは日本も同じかもしれません。
  一方で、私は、小柄で、以前はもっと力がなかったから、飛行機では周りの男性に荷物の出し入れをよく手伝って頂いてきました。CAさんも飛んで来てくれました。私は、何とか自分のことは自分で・・と思うのですが、もたついているせいか、本当に皆さんに優しくしてもらってきました。こういうのは、その立ち位置どうこうではなく、人として、困っている人に対してどう向き合うかと言う、人としての基本問題のような気がします。

  そんな中、大韓航空に乗って感じたこの違和感です。
  私の知り合いが、韓国男子と結婚するのは絶対にやめておけ、と言っていたことを思い出しました。こういうことなのかもしれませんね。
  全員ではないでしょうが、儒教に基づく伝統が人としての心より優先されるお国柄なのかもしれません。あくまで想像です。


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