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アルクマールの街を歩いて感じたことと思いだしたこと3つ

 アムステルダムにやってきました。いろいろ逡巡があって、とにかくたどり着きました。
 私にとって人生で初めての海外旅行はオランダでした。
 当時はまだ余裕があった。
 学生の私たちにたくさんの寄付を頂戴し、コンセルトヘボウでコンサートをさせて頂きました。 
 だから、今回はコンセルトヘボウのコンサートを聴きに行こうと思っていたのだけれど、残念ながら昨日キャンセルの連絡が来ました。
 何か、昔をなぞることが出来ないかしら?と思って思いついたのが、アルクマールに行ってみること。
 アルクマールはチーズの街で、地球の歩き方でも4ページくらい掲載されている小さな町。
 アムステルダムから電車で30分と書いてあったので、とりあえず行ってみるか、ホテルに入れるまで8時間くらいあったのと、学会の参加費をお安くするために1日券にしてしまって、そこにも行けないので、時間を持て余していたから。

 前置きはこのくらいにして、どんな街だったかという備忘録もかねて3つ。

1.運河に囲まれた小さな町で治安に関しての不安は皆無
  ほとんど記憶になくて、ただただ穏やかな空気感だけを記憶していました。行ってみると本当に美しい街で、空も美しい色。緑も鮮やかな色。建物はオランダらしい外観でした。
  私は始めて海外で降り立った街がこの付近。50人くらいで行ったのかしら?世間知らずの大学生50人をどこに泊めるか・・など、ボランティアでお世話をしてくださったOBの関係者に皆様が、敢えてアムステルダムの街中でなくこのアルクマールの街を選択されたのは、理由があっただろうな・・と思います。心落ち着く原風景と言う感じでした。

2.食事は周りの雰囲気も合わせてのお味
  コーヒー1杯3ユーロでした。ホテルのお値段もパリやロンドンほどではないとは言え、以前よりはお高い印象。食べ物は高いなあ・・と思っても、東京の街中で何も考えずにはいればこのくらいとられるかなあ‥くらいのお値段でした。
  ちなみに今回私は、どん兵衛持参。お水も持参できたんです。
  オランダの食べ物はあまり感心しない記憶だったから。
  どうしてもコーヒーが飲みたくなって入ったお店は、アルクマールらしい緑のお庭の中にあり、そこで食べたランチプレートは、味が格別!とまではいわないけれど、機内で食べる食事よりははるかにおいしく感じました。空気がおいしい。雰囲気も合わせての食事だということに気付きました。
  確かに、オランダのお食事のお味は絶品とは思わないけれど、環境は絶品です。そういう環境で食べるご飯はやはりいいもの。ご飯は味だけで決めてはいけないということを改めて認識しました。

3.オランダが観光地として人気があるのは、緑の量も大きいかも?
  私は、オランダが根強い人気がある理由がよくわかりませんでした。私は代のイタリア好き。イタリアは食べ物はおいしいし、人々は優しいし・・。オランダは食べ物はいまいちだし、芸術はすごいけれど、パリのルーブルとかに比べたらちょっと見劣りするし・・自転車が好きとかじゃなければ、何したらいいんだろ?って思っていたから。
  アムステルダムは、ちょっと治安と言う意味では危うさを感じます。他の地方都市はきっとアルクマールと同じで日本の都会と同じように歩ける。それで日本の地方並みに緑がいっぱい。
  今日、帰りの電車の時間を考えて、少し余分に散歩しようかなあ・・と思ってぶらぶらし始めたら楽しくて結局1時間以上歩いていました。ひとりでぶらぶら歩くだけで楽しいと思えるって、かなり素敵なことだと思います。うっそうとした森があり、運河があり、あのオランダの建物がたくさん見えて、半日でもう5日分くらい満足した、今日のホテルチェックインまでの時間でした。

  明日はお仕事が少しあるけれど、ユトレヒトまで行ってみようかなと思います。なぜって、ミッフィーのシールが欲しい。
  今日、スーパーのHEMAに行ったらいろいろシールが売っていて目が釘付け。最近また、前屈でおなかが引っかかりだしたから、ちょっとダイエットと運動をしようと思って。したらカレンダーにシールを貼りたい。でもHEMAに売っていたのは、飛び切りかわいいけれど、ちょっと大きすぎて・・・。もう少し小さいのが売っているといいなあ・・と思って。
  別の街をブラブラしたいな・・と言うのもあります。
  美術館に入ると22ユーロ。まあまあなお値段です。前も見たからもういいわ。でもよく考えたら電車もお高いから今日のアルクマールも18ユーロ位。きっとユトレヒトも同じくらい。それでもそれは行こうと思うんだから、余程行きたいんだろうなあ・・・。
  
  自分が何が好きなのか、よくわかっていなかったけれど、こういう時の行動で、自分の嗜好がよくわかります。自分を見つめるには、思い切って海外に出てみるというのも、一つの方法なのかもしれません。

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