自然災害と人類のゆくえ

 2リットルの天然水を数本常備していて、米を炊くときなどに使っています。昨日ストックがなくなったから買いに行ったけど、地震があったから買いに来た奴みたいになってちょっと嫌だった。(めんどくさ)(誰も見てない)

 ここ10年あまりで、大きな自然災害が本当にたくさん起こっている。「何十年、何百年に一度」という規模の台風なんかが毎年のように来るのはやはり異常としか言いようがなく、そのたびに寺田寅彦の言葉を思い出します。

 しかしここで一つ考えなければならないことで、しかもいつも忘れられがちな重大な要項がある。それは、文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその激烈の度を増すという事実である。
 寺田寅彦『天災と日本人――寺田寅彦随筆選』(山折哲雄編)

 この文章が発表されたのは1934年ですが、それから90年近く経った今、大規模な災害が立て続けに起こってもなお自然を征服しようとする人々の姿を、寺田寅彦はどう見るのだろうなどと考える。

 かくいう自分も文明社会の恩恵を甘受し、日々自然を破壊しながら生活しているわけであり、そういうことを考え始めると嫌になって開き直ってしまいたくなりますね。
 特に結論があるわけではない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?