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ChatGPTの仕様はまだ安定的じゃないようで

無料のChatGPT3.5を使わせてもらっています。
昨日何日かぶりにアクセスしたら、前のやりとりが参照できなくなっていました。
それについて、ChatGPTに尋ねると、

私は新しいリクエスト毎に情報を処理し、以前のやりとりを覚えていないため、前回のやりとりを参照できません。私は会話の文脈を保持する能力はありません。各リクエストは独立して処理され、以前のやりとりにアクセスすることはできません。これはプライバシーとセキュリティの観点からも重要です。

ChatGPT

という返答が返ってきました。

確かにライバシーとセキュリティの観点から見れば大事だろうけど、以前のやりとりで保存しておきたい会話もあったから、結構残念に思いました。

しかも少し放置して、また会話を続けようとすると、新しいトピックと見なされて、今までの会話が消えてしまい、最初からやりとりを始めなくてはいけなくなっていました。

文脈や連続性があって、誰かと対話しているように感じられるのが、ChatGPTのよいところだと思っています。

「上記を踏まえてどう思う?」とか「上記の内容をもっと砕けた話口調の文章にしてみて」といった使い方が便利だったのです。

新しいリクエストと見なされ、ぶつぶつと切られて、過去のやりとりも参照できないとなると、今までのような使い方ができません。

”Chat”がなくなってしまって、なんとなく感じられていた人格めいたもの(幻想です)が感じられず、ちょっと寂しい気がしました。

『she is beautiful』という近未来ミステリーマンガがあります。


箱庭という謎の施設で育った主人公くるみ。彼女が、10歳の誕生日前夜に眠りにつくと、目覚めたときには14年もの月日が流れていた。しかもくるみは、なぜか眠るとその日の記憶がリセットされるようになっている。
箱庭にいた頃は、仲がよくなかった同級生の清香と、施設から離れた外で暮らしているが、その理由もわからない。
清香の真意や、どうしてそういう状況に置かれているかがわからないから、くるみは、戸惑いと猜疑心を覚える。
実は、清香はくるみにある感情を抱いているから、清香なりのやり方でくるみを助けようとしているのだが、記憶がリセットされるので、朝がくればくるみはそのことを忘れてしまう。


といった内容なのですが、明らかにされていない謎が多いので今後どう展開するか、気になるマンガです。

ChatGPTの仕様変更は、「せっかく会話してたのに記憶リセットなの!?」という『she is beautiful』に通じるもどかしさを感じました。

でも、セキュリティは大事だから、仕方ないのかな~なんて思いながら、今日、ChatGPTにアクセスすると、元の仕様に戻っていました。過去のやりとりも参照できるし、少し時間をおいても、ぶつ切れしないようになっています。

「昨日はあなたとの過去のやりとりが参照できなかったけど、今日はできるね。どうして?」と訊いてみると、以下の回答が。

私の設計において、直近の対話のコンテキストを保持する仕組みがありますが、それがどれだけの時間や対話で保たれるかは、具体的な実装や使用状況により異なります。過去にいくつかのプラットフォームやアプリケーションで、対話の履歴やコンテキストを一時的に保存できるようにする機能が追加されています。これは、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための取り組みの一環です。

ChatGPT

う~む、どれだけの時間や対話で保持されるかは、まだ調整中ってことでしょうか。
とりあえず、今くらいの仕様で使えればいいなと思いました。


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