【服でひきこもり支援】最近のあれこれ
ご無沙汰しております。ひなしゅしゅ/松崎雛乃です。
最近ずっとnoteを書けていなかったため、久しぶりに最近あったことについて書きたいと思います。
まず、ひきこもり女子会in京都さまでぬいぐるみを作るワークショップが開催されました!
これは一部だけなのですが、たくさんの個性豊かなぬいぐるみさんが生まれました。
わたしのことをよく知らない方はぬいぐるみ?お洋服でひきこもり支援?と思われるかもしれませんので簡単に紹介させていただきます。
わたしは元々ひきこもりでした。17歳の時に鬱になり、そこから三年間ほど引きこもった私を外へ連れ出してくれたのは1着のワンピースでした。
ワンピースをなんとなくネットショップで買って、着てみたところ、「あれ?私可愛いんじゃない?」とすごく自分に似合っていて、可愛い気がして、嬉しくなって外へ出てみようと思ったことがきっかけで、だんだんと私は外へ出られるようになりました。
それからわたしは大学で今ファッションを学んでいます。先生から言われた「これだけ世の中にすでに服があるのに、あなたがなぜ今服を作る必要があるのか考えなさい。」という言葉を受けて、わたしは自分が引きこもっていた時に服がきっかけで外へ出るのが怖く無くなっていったことを思い出し、「わたしはお洋服にひきこもりを外へ連れ出すだけの力があることを知っている。わたしは私と同じように苦しんでいる人のきっかけになるような服を作ることが今服を作る意味なのではないか。」と考えたのです。
そこから自分の自己満足で終わらないよう、全国のひきこもり支援センターさんに電話をかけるなどして、アンケートを集め、お洋服「外に出ることを助ける服」を作りました。
この服は服を選ぶのすらしんどい人へ、この服さえ着ておけば大丈夫という服があればいいのではないかと考え作った服です。
ポケットの中にぬいぐるみさんがファスナーで止めて入っており、外でポッケに手を突っ込むふりをしておててを繋げるという服です。
またこの服を着て外はだんだん出られるようになって、自分の好きな服を着れるようになった際もこのぬいぐるみさんが側にいられるよう、取り外したぬいぐるみさんはキーケースにもなります。
この初代外に出ることを助ける服の購入者の9割が女性であったことから、服を選ぶことをさらに楽にできるのではないかとワンピースタイプを作るクラウドファンディングも現在行っています。
先程のワークショップのお話に戻りますが、私はこの服を一人で作るのではなく、ワークショップという形で一部ひきこもり当事者さんと一緒に作るということをしています。
誰でも服を誰かに贈れる立場になれることによって、ひきこもってしまっているときに忘れがちな「誰でも誰かの力になれる」ということを思い出すきっかけになればと考えています。
ワークショップは久しぶりに行ったのですが、同じ型紙から作られているのにやはりぜんぜん違うお顔や性格のぬいぐるみさんができて、個性が豊かで、素敵だなと改めて思いました。
ぬいぐるみさんひとつひとつにそのぬいぐるみさんの性格や見た目のメッセージをつけるということをあえてしています。食いしん坊な猫さん、力強くまもってくれるくまさん…もし興味がある方は読んでみてください。
ワークショップで生まれたたくさんのぬいぐるみたち、この子がいい!と選んでくれた誰かのもとで、きっと力になることと思います。
そしてそして、この間は滋賀県で放送されているびわ湖放送さんの金曜19時からの番組「オモロしが」で流れるVTRの撮影がありました。放送は今週の金曜です!
とっても緊張したのですが、このテレビがきっかけで何か変わる、はじまる、といったことがおこれば素敵だなと思っています。
この撮影の際も言ったのですが、本当に人生何が起こるかわかりません。
私も今こんなことをしているなんてしんどかったあの頃は思いもしませんでした。
わたしみたいに、すきなことがきっかけになるかもしれません。それはお洋服のように身近なものかもしれません。
しんどいときは無理をせず、ちょっとパワーが溜まってきたら好きなことをしてみてください。それが何か将来変わるきっかけになるかもしれません。
きっかけは毎日の生活にたくさん散らばっていると思っています。
わたしもこれからもたくさんのきっかけや選択肢をお届けできたらと思っています。
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