熊野川町〜十津川村へ:重厚な生命の営みの歴史
久しぶりの家族旅行で、熊野川町〜十津川村に行って参りました🌲
母親の職場の縁で、小さい頃から何度か訪れていましたが、最後に行ったのは18歳のときかな?十津川村は初。美しすぎる自然と穏やかな村の人々。だけどそれだけではない、重厚な歴史を持った土地です。
「昔は貧しくてねぇ」と語るおじいちゃん、山の斜面に這うように建っている家屋、政敵に追われた人物たちが身を隠した里、廃仏毀釈の爪痕残る古寺、それよりも遥か昔から信仰されていたであろう山の神を祀る祠
人間の仕事、自然の仕事、神仏の仕事
それらが何層にも重なり、生命を繋いできた事がわかります。
産まれたり死んだり、奪ったり奪われたりしながら生き延びること。生物たちが精一杯生きた、時間のうねりのようなものを感じざるを得ない。
消えた伝統と残された歴史の物語はどんな土地にもありますが、それらの存在感がこんなにも強く残る場所は、なかなか無いのではないでしょうか。
一方で、鮎の天ぷらがめちゃ美味かったです𓆝
消毒用アルコールを直飲みする、ストロングスタイルなおじさんもいました。
あと、山道歩けない、瀬を渡れない、すぐ転ぶ、簡単に川に流される
己の貧弱な身体性に深く落ち込みました…無力
那智の滝の隣りにある青渡岸寺は、私の人生を構成する3大寺のひとつです。好き。
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