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記憶に残るバイトたち4

当時25歳だったかな。ちょっと………いや、かなりおバカな子がいて。明るくてめっちゃいい子なんだけど、漢字や数字にものすごく弱かった。

休憩中や終業後に色々問題を出したりしてた。

私「1/2➕1/2は?」
バイト「2/4です!!!」
ドヤ顔付きorz
私「通分って知ってる?」
バイト「知ってますよ、2(ツー)分」
(手で2を示しながら)
私「じゃ、1/2と1/3はどっちが大きい?」
バイト「1/3です!(即答)」
さすがに頭抱えた。小学生からやり直してこい。
私「あのな、1個のケーキがあったとする。それを2個に分けたのが1/2、3つに分けたのが1/3、どっちのケーキが大きい?」
バイト「1/2だ!すっげー!めっちゃわかりやすい!!めっちゃ頭良いですね!!!」

こんなに嬉しくない褒め言葉は初めてだった😑
まぁ、愛すべきおバカではあった。なんだかんだ可愛がってたし、仕事は出来たし。

その子が他県で就職することになって、漢字ドリルと計算ドリル(小学生2年生用だったと思う)を餞別に渡し、みんなでバスに乗るその子を見送った帰り道。
その子からメールが来た。
『お世話になりました。(中略)なまえきですいませんでした。』

腹筋崩壊した。涙が溢れた。笑いすぎて。
即返信。
『なまえきじゃなくて、生意気(なまいき)、すいませんじゃなくて、すみません』
そして彼からまたメール。
『あー、だから予測変換出なかったんすね、ありがとうございます!』

最後まで大笑いさせてもらった。
毎日笑顔の絶えない日だったよ、ありがとう( ᴖ ·̫ ᴖ )


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