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父親が亡くなって。今思うこと。26歳女性、会社員。

昨年、父親が急死した。
亡くなる寸前まで、何事もなく元気に仕事をしていたが、脳内出血で、帰らぬ人となった。

父親が60歳の還暦を迎えた次の日のことだった。

人生100年時代なんて言われているけど、
もしかしたら、私の人生は、明日で終わる可能性もある。

当たり前のことだが、あまりに当たり前のことすぎで、自分の大切な家族が、亡くなってから、身にしみて感じた。

私の人生このままでいいのか?

父が亡くなってから、人生、仕事、結婚、親孝行などについて考えることが多くなった。
いつも、考えすぎて、思考が宇宙に飛ぶ。

私が本当にやりたいことって何だっけ?
社会の目が気になるとか、いつかやろうとか、

本当にやりたいことにフタをして、先の伸ばしにして、やらない理由を探しているだけかもしれない。

一度しかない人生、楽しもう!なんて言うけど、まさにコレ。

最後に

お父さんは、60年の人生を終え、どんな人生だったと振り返りますか?
いい人生でしたか?
後悔していることはありますか?

何不自由なく、習い事やら、好きなものを買ってくれたり、大学まで行かせてくれて、本当に感謝しています。

私から見たお父さんは、やりたいことに突き進んでいた人だったと思います。それはお父さんの仕事から感じていました。

自分のお店を持ち、社長となり、店を経営するというのは、誰しもができることではないし、大変なことだと思います。

それだけのパッションがあり、本当にやりたいことだったから、実現できたんだと思います。

お父さんとは、もっと面と向かって、人生・仕事について話してみたかったです。

転勤・引越し・単身赴任があり、家族4人全員一緒に過ごした期間は短いですが、

何かあれば、車で4,5時間かけて家まで来てくれていました。

お父さんの仕事が忙しく、規則正しい生活を送れていなかったとという事実は、亡くなった後、職場の防犯カメラに忙しく仕事をしている姿や、自宅の散らかった状況を見て、すぐわかりました。

でも、そんなことは、一言も口にせず、私たちのため、そして仕事に対するパッションがあったからこそ、一生懸命働いていたのだと思います。

仕事が忙しい中でも、家族全員で、金沢・新潟・富山に旅行しに行った時、楽しかった記憶はあるけど、
旅程がハードすぎて、どこを巡ったかあまり記憶にありません。

でも、この旅行を良いものにしようと、
あそこも行きたい、ここも行きたいと、お父さんなりに
プランして、詰め込んで。

あの時は、せっかちな人。って思ったけど、
今思えば、家族思いで、誰よりも家族との旅行を楽しもうとしていたんだと気付きました。遅くなって、ごめんなさい。

私は、何となく、お父さんと私の間に「壁」を感じているところがあった。
私が小学生の頃から、引越しや転勤、単身赴任が多く、
深いコミュニケーションを取ってこなかったからです。

私からもっとコミュケーションを取っていたら、とか、
もっと聞いてみたいことがあったのに、と思うと、
私は、自分自身でお父さんとの間に勝手に無いはずの「壁」を作って感じてただけで、何てバカなことをしてたんだろうと思ってます。

死んでからじゃ、遅すぎるけど、
私はお父さんの子供でよかったと思うし、
ありがとう、と伝えたい。

仕事を全うし、
口にはしないけど、家族思いのところとか、
困っている人を助けずにはいられないところとか、
何でもかんでも自分でどうにかしちゃうところとか、
頑固でせっかちなところとか、
興味があることは手広く手をつけるところとか。

私たち家族は、あなたがこの世に存在していたこと、
私の母と出会い、結婚し、
私のお父さんであり、会社を経営したこと、
全部ひっくるめて、

生きた証がここにあるということ。

本当にありがとう。








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