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バリスタ修行物語〜当たって砕けてみるのもいい〜

お久しぶりになってしまいました。
バリスタ修行中のHinaです。

もうすぐ、2023年が終わってしまうので、
激動の1年を振り返ってみます!

色んな事はありましたが、
必要最低限のリスク管理はしつつも、
当たって砕けてみる行動が、なんだかんだで
道を開いてきている要因かなと思っています。

今回はそんなお話です。

今年の7月に、前職の会社を退職してから早いもので5ヶ月が経ちました。8月からは小さなコーヒー豆のお店でゆる〜く働いています。

まだまだ練習中のラテアート

ドリンクはテイクアウトしか取り扱っていないお店ですが、ドリップコーヒーやラテを淹れたり、卸用のお豆を準備したり、
コーヒーのことを教えてもらいながら、アルバイトとして、新鮮な気持ちで仕事をしています!

また、コーヒーの事をもっと知りたい!と、
久しぶりに机に向かって勉強して、
「コーヒーマイスター」という資格試験にも挑戦しました!
コーヒーそのものの事だけではなくて、歴史や生産国のことについても学びました。
世界史が大の苦手だった私にとっては、中々頭に入らなくてモヤモヤする思いもしましたが、なんとか試験を終えました!!
結果は来年1月に発表です。
試験の合否に関わらず、胸を張って「私はバリスタです!」と名乗れるようになることが、今の私のモチベーションとなっています。

しかし、自分の好きなことができている充実感や幸福感を噛み締めつつも、、職場や自分自身でコーヒーを学んでいくうちに、漠然とこれからの目標を定めなくては…と焦る気持ちに駆られました。
前職の会社を退職して、収入は減ったものの、税金の徴収に追われる現実。
しかし、以前のようにフルタイムで働くスイッチが上手く入らない自分。
そんな状況に焦っていたんだと思います。

なので、前職の会社の退職を決意した時と同様に、改めてこれから自分が「どうなっていきたいか?」「何がしたいか?」を考えたり、想像したりしてみました!
そして、自分の中に出てきた思いは…次の3つです!
1.バリスタとして、もっと成長したい
2.ドリンクや商品だけではなくて、カフェの様な癒される空間を提供したい
3.家族との時間やプライベートも大事にしたい


さぁ、いざこの3つの思いを現実にするにはどうしようかと、ああでもない、こうでもない、と頭の中でグルグル考えていた時、
何でも話せる友人と、久しぶりに再会して、お互いの近況報告等、何気ない会話の中で、
地元にある一件のカフェの存在を知ることになります。
行ったことはなかったけれど、SNSをくまなくチェックしたり、レビューを見たりして、
早速私の頭の中では「このカフェで働く自分」をイメージしていました!

そして、
私の特技?で「当たって砕けろ」精神で、気づけばSNSのDMから求人応募の問い合わせをしている自分がいました(笑)

そしてそして、
早々にオーナーと面談してもらえることに。
※この時点で、公に求人募集は出ていません。笑(自分でも強気で行ったなと思いますが…)

運命の面談当日。
開口一番、「どこかでウチの求人募集の噂を聞きましたか?」と。
なんと、求人募集を出そうと思っていた最中に、私から連絡があったんだとか!!
これを聞きて、勝手に運命を感じてしまいました。(単純)

友人との何気ない会話から、
「このお店で働こう!!」と決心するまで、
わずか1週間。
またまた「人生、何が起こるかわからないなぁ」と実感した出来事でした。

思い返せば、数年前、まだ退職なんて夢のまた夢という状況なのに、どうしてもバリスタになりたくて、徹夜で必死になって書いた履歴書を好きだったカフェに送って、玉砕したことがあります。
あの時は絶望だったけど、履歴書を書いている時、すごくワクワクして、生きてる心地がした事を思い出しました。
その時の時間も、無駄ではなかったなと!
だから、当たって砕けてみるのも、時には勢いで衝動的に行動してみることも、いいと思いました。常にではなく、時にはですよ!!
(ちなみに、どちらかと言うと、私は慎重になりすぎて、機敏に動けないタイプです。)

と言うことで、
今年8月から働いてきたお店を来年1月末で退職し、
来年の2月からは新たなお店で働くことを決めました!!!


現在アルバイトしているお店で「正社員」となる道も選ぶことができました。このお店のコーヒーは、私が人生で出会った中で一番美味しいと思える、最高のお店でした。沢山のことを教えてくれた恩もあります。
しかし、また新たな道を選んだのは、自分の抱いた思いを大事にして、行動してみようと思ったからです。この3つの思いを元に、自分なりにその理由を考えてみました。


①バリスタとして成長したい
現在は、ある程度の技術を身につけられた気がしますが、もし今の自分の名刺を作るなら、肩書きは「バリスタ見習い」と書くかなと思います。
胸を張って「私は、バリスタです!!!」と言えない自分がいます。

次に働くお店では、バリスタとしての技術向上の為に、様々な支援を約束してくれました。
店内での研修に加えて、外部での資格取得の為の費用負担など…私にとってはまたとない機会だと思いました!
そして、私がバリスタとしての技術をあげるとが、お店の発展の為になると考えている姿勢にも好感がもてました。

もちろん、全ては自分の努力次第です。
自信を持ってバリスタと名乗れるようになったら、名刺を作るのが今の目標です!

②癒しの空間を提供したい
今働いているお店はテイクアウトだけということと、業務内容が多い分、効率的に動くことの方が優先されているような雰囲気があります。
効率的に動くことはとっても大事です!!
美味しいコーヒーを提供するためにも!
ですが、最高に美味しいコーヒー+αを追求することが、私にとっても必要なことかもと考えるようになりました。

元々、私がバリスタを志すきっかけとなったのは、コロナ禍にYouTubeを見始めたことから始まります。オーストラリアや韓国で、バリスタとして働く日本人の方々を見て、憧れを持つようになります。日本では仕事が第一というような雰囲気がありますがら特にオーストラリアでは時間の流れが圧倒的にゆっくりで、心豊かに仕事をしている印象があります。
どの国でも生活の為に仕事をするのは同じですが、日本はなんだか心を疎かにしている雰囲気を感じていました。
だから私は、ただ機械的に「コーヒーを淹れるバリスタ」ではなく、コーヒーの知識を得たり、コーヒーを淹れる、ラテアートをすることに加えて、お客様と何気ない話をしたり、、その一つ一つで誰かの休息や癒しの時間を提供する、そんなバリスタになりたいと思っています。
極端に言うと「社会と言う戦場で戦ってきた戦士の憩いの場」にいるバリスタという存在…という感じでしょうか(笑)

メルボルンで訪れたカフェ

③プライベートも大事にしたい
先程もオーストラリアの話を取り上げましたが、オーストラリアでの経験は、私の人生観を変えたものの一つかもしれません!
2018年と2019年に、前職の研修旅行でメルボルンに行きましたが、本当に大好きな街です。
一言で言うと、せかせかしてない。
ランチタイムも、しっかり1時間とるし、必ず食後のコーヒータイムもある。定時にしっかり仕事を終えて、すぐ家に帰る。
お仕事や立場によって、人それぞれではありますが、日本で同じことができるでしょうか?少なくとも、東京でサラリーマンをしている時にはできなかったし、アルバイトをしている現在でさえ、仕事量や気持ちの問題で、できないと思います。

現在私は、色んな訳があって、実家に戻り1歳の甥っ子も加わって、慌ただしくも楽しく生活しています。
まさか、30歳を超えて、実家に戻るとは思ってもいませんでした。昔の私だったら、プライドが許さなかったかもしれませんが(笑)
今は、この生活に幸せを感じながら生きています!

そんなことで、家族のサポートもしていきたいという勝手な正義感もあり、プライベートを大事にしながら仕事していきたいと思っているので、そんな価値観も合うお店を見つけることができて幸運でした。

甥っ子の可愛い手

そして、できるかできないかは別として、

・コーヒーをお供に転職に悩むアラサー同士で語り合うイベントを開催する
・韓国でのポップアップ開催
・オーストラリアのカフェでバリスタをする

という、これからやってみたい大きな夢を抱きつつ、精進していく所存です!!


と言うことで、激動の2023年を終えて、
2024年は心機一転、かっこいいバリスタを目指して、引き続き頑張っていきます!


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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