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SNSでの誹謗中傷する方の心理

SNS、通称ソーシャルネットワークサービス。

mixi、Facebook、Twitter、InstagramなどなどさまざまなSNSツールが
あります。

SNSは誰でも無料で自由に書き込みやつぶやきをすることができるアプリである
一方、

犯罪にも利用される可能性がある道具でもあります

児童売春、詐欺、違法薬物売買、殺人未遂、さまざまなことができてしまいます


その中でも多いのが、

誹謗中傷・批判です

では、とあるデータを見てみましょう

引用 日本トレンドリサーチ調べ

SNSやネット掲示板で他人を批判したり、誹謗中傷をしたことがある人は
14.5%となっています。

これを見る限り少ないと感じる人もいるのではないのでしょうか。

しかしながら人間誰しも隠したい生き物。
この「ない」という85%の中に心当たりがある人や、
実際、誹謗中傷、批判だと思ってはいない方がいると思うと、
かなりの数になると思います。


さて、よく言われるのが、誹謗中傷と批判って違うのでは?
という問題にぶつかります。
誹謗中傷は例えば、容姿に対してキモいなど放つといった人格否定がほとんど。
一方で批判は対等な立場であり、良いところや、悪いところを指摘することを指します

人格否定の例を挙げましょう。
詐欺師、偽物、ブサイク、キモいなどです

中には誹謗中傷をしているのにも関わらず、批判をしていると勘違いしている
人間も多くいます。
むしろ、こちらの方が多いでしょう。
(誹謗中傷より聞こえがいいから)


SNS上で知らない人に誹謗中傷をすることはもちろんいけないことです。
ではSNS上で知らない人を批判するのは?どうでしょうか。

例を挙げていきましょう。

Aさんがネットで「Bさんに○○時に○○します!(犯罪の予告)」☜これも誹謗中傷の一種

それに対してCさんがネットで「Aさんそれは犯罪だから辞めろよ」☜批判

この批判に関してはなんら問題ないでしょう。
Aさんが犯罪行為をしようとする前に止めている。
誹謗中傷への批判は何も問題ありません。

では次の例を挙げましょう。
Aさんは鰻屋さんをオープンさせました。
念願の夢で、みんなに美味しい鰻を食べさせてあげたい。
Aさんはネットで「鰻屋、うなぎ犬を開店しました!是非お越しください!」
と投稿
Bさんはそれに対して、ネットで「名前ダサすぎ。もっと他のにしろ」
「お前じゃやっていけないよ」
という批判。これはどうでしょう。

私は少々問題があると思われます。

Bさんはどの立場から言っているのでしょうか。
Aさんが頑張って作った鰻屋さんを侮辱している形になります。
本来ならばbさんは批判をしなければいけない理由はあるのでしょうか。

もちろんありませんよね。

あの有名な2ch開設者 ひろゆきさんの言葉を引用します
「批判コメントを書く人はほとんど少ないです。大抵の人はただ見ているだけ。
20年以上2chを見てますが、これは変わらない事実です」

そう、大抵の人はどうでもいいことなのです。
では、彼らの心理はどうなのかというと

ただの自分自身のストレス発散

そして暇な時間を持て余している人間でもあるので、とっても暇な人です。

批判してくる人の投稿をよく見てください。
批判投稿ばかりじゃないですか?


批判してないとやっていけないのです。
これは誹謗中傷も一緒です。

また、嫉妬からくる批判も多数あります。

人間、人の幸せと不幸だと不幸の話の方が耳にすごく入りやすいです。
幸せの話をすると、一定数劣等感を感じ批判、誹謗中傷へ走る人がいます。

ネットで個人が晒されてないから大丈夫だろう。
そんな安心感もあるのでしょう。

しかし、勘違いしないでください。
誹謗中傷は他人を傷つける行為なので当たり前ですが、

批判もその対象者からしたら傷ついてしまう内容の可能性があることを。

特に見ず知らずの人からの批判は傷つくものもあります。


話は変わりますが、私自身子育て支援のカウンセリングルームにも所属しており、
多くの支援員さんや保育士さんたちと関わりを持つことがあります。

その中でもこのSNSでの誹謗中傷や批判はやはり、よろしくないことであると
話が出ました。

とある行政公認の保育関係の講師をされてる方のお話です。
誹謗中傷や見ず知らずの人の批判は生育過程に問題があるのではないのか。とのこと

その一番の問題は、

「しっかりとした愛情をもらうことができなかった」

のではないか?

自分が満たされていない愛情袋を他人の満タンに入っている愛情袋から
誹謗中傷や批判をすることによって愛情を奪い取る。

現代の小学校児童クラブなどでも、誹謗中傷ではないが、
暴言を吐いたりする子供が多く見られるが、その多くが
愛情をしっかり貰えていない子供たちであるとのことだった。

SNSの誹謗中傷、批判も同じで、頻繁にされている方は
愛情をしっかり受けられていない人でもあるのではないかと私は考える。

愛情の窃盗的な感じでしょうか?(笑)


さて最後になりますが、まとめです。
誹謗中傷や批判は相手によっては傷つく可能性もあるということ。
その結果、良かれと思ってやったことが人を殺しかねない道具になってしまいます
誹謗中傷や批判する人にとっては関係のない話なのだから、
放っておけばいい話なのである。
つまり、誹謗中傷も見ず知らずの人への批判もしないことが普通であるのだ。

あなたのその言葉で殺人未遂や殺人に繋がってしまう可能性を考えてほしい


ここまで見てる方で、誹謗中傷や見ず知らずの人に批判をしてたな。
と思う人はまだ間に合うとおもいます。
SNSは情報発信する場でもあると思います。

それに対していちいち茶々いれることなんてしなくていいんです。

そのような時間があるなら、その誹謗中傷、批判をしてる人よりも
立派になった方が自分のためです。


さらに、この記事を見ている人で懲りずに批判や誹謗中傷を繰り返そうとする人は

この記事に対しても誹謗中傷や批判をするでしょう

なぜこの記事に誹謗中傷や批判をするのか、
自分が悪いことをしているという自覚があるからこそ
自分を正当化しようとし、この記事を批判しているでしょう。

これも嫉妬や劣等感、愛情不足が起因してると思われます。

皆さまもSNSには細心の注意を払って投稿をしましょう。

カウンセリングルームHimmel
代表 心理士 鈴木直弥

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