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イグレーヌ・バリエーション

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2020年11月の記事一覧

11/18覚書

・あるものから、空耳をする。
・発音の回る場所。英語は口内の真ん中でまわっているみたい。そう思って洋画を聞いたら、いつもより聞き取れる感じがした。でもその感動(?)は、意味の世界と離れていて、内容に入っていけなくなったから、また字幕を見るのに戻した。
・仏語は唇にフェチがあるというから、実際はわからないけど、口の先の方の空間と思ってみた。
日本語はもっと口の奥の方で、そこはもともと空間が広いからそ

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201後半をもう一度訳す

●201は、台詞につけた通し番号。ここは、五場(最終場)のイグレーヌの長台詞の後半です。どんなシーンか把握した上で、フランス語で読んでもらった録音を聞きながら、妄想的にハマる言葉を訳文として書いていきます。

201前半はタンタジールを奪われたイグレーヌが朦朧としながら走っているシーンです。それで、妄想的な言葉もハマっていきやすい。対して後半は行き止まりの扉に着き、現実に戻ってきます。そのしっかり

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