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その頃の私

小学校1年生の夏休み、毎日のお弁当作りを乗り越えて、ようやく親子共々小学校の生活にも慣れてきた。息子は初めての習い事として、近所のスイミングスクールに週2回通うようになった。同じクラスの男の子と、学童が終わってからそのまま向かい、帰りも2人で帰ってくる。下の娘の世話もあるし、息子がこうしてひとりで行動してくれるようになり、本当に楽になったなと思った。まぁいろんな失敗もやらかしてくれたが、男の子だし少々のことは大目にみようと思えた。結局娘も小学生にあがるまでは習い事は一切行かなかった。

この頃は毎日短時間勤務で仕事をしており、夕方17時過ぎにはお迎えにいけた。この時間だと担任の先生と会えるのでいろいろと安心だった。何より子供たちの生活を考えると、この時間に帰れるのは本当に有難かった。勤務スタートは8:30と少し早かったが、早い分には困らなかった。その頃の私は朝4時前後には起床し、身支度を整え、朝食と晩御飯の下ごしらえをして、6:30過ぎに子供たちを起こし、準備をさせて7:45に一緒に出るというものだった。夜は子供たちと一緒に21時すぎには寝てしまうことも多く、夜中に帰ってくる夫と顔を合わすのは朝だけという状態だった。産後のことは私の中で未だにわだかまりがあり、夫とキスやらハグなどは無かった。毎日の生活で疲れていたし、そんな気も起きなかった。たまにそんなことがあっても、子供のことが気になるし、もう無くてもいいかな?と、多分お互いそう感じたのだと思う。気がつくとセックスレスとなっていた。特にさみしさも何もなかった、その時は。

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