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色と模様の仕組み 色の見え方とひめうずら

こんにちは。

ひめうずら研究室です。

飼育されているひめうずらは

同じ種類の鳥でも

多数の遺伝子変異によって多彩な色の羽毛を発現します。

この沢山の種類の色こそ、この鳥種を飼育する楽しさ(魅力)の一つです。

生き物の多彩な色と模様


今回はサクッと

【色】について少し書いてみましょう。

生き物のはさまざまな色をもっています。

全身が同じ色の場合もあれば、部位ごとに色が異なる場合もあります。

シマ模様や水玉模様があるもの。

はたまた、金属の様にキラキラと輝くものもいます。

不思議ですよね。

生き物の色はどのように現れ、私たちの目に届いているのでしょうか。

私たち(人間)の色の見え方


この話の内容を理解するには

私たちが色をどのようなメカニズムで認識しているか知る必要があります。

人間の目は太陽光などが物体に反射した光を目で受け取ることで色を認識しています。

この反射した光は電磁波という光であり、波長ごとに色が決まっています。

例えば赤いリンゴの場合、様々な色の成分を含む光がリンゴに当たりますが

赤色の成分だけを反射します。

その反射された特定の成分(赤色)を我々は目で取り込み【赤いリンゴ】と脳で認識するのです。

色の原点である【色素】


色素は細胞の中にある物質で、その種類によって反射する光の色(=色素の色)が異なります。

色素の種類や量によって、生き物の体に様々な種類が現れます。

多くの動物はメラニンという色素を持っています。

メラニンには茶~黒を示すユーメラニンと、赤~黄色を示すフェオメラニンがあります。

ヒトの髪や肌の色、カラスの羽の黒色、ツバメののどの羽の赤色などはメラニン由来です。

もちろんひめうずらの羽もメラニン由来ということです。

それでは白や黒、ベージュや灰色などは説明がつきますが、

青色はどのようにして見えるのでしょうか?

光と細かな立体構造が生む【構造色】


青色については、色素ではなく「構造色」という仕組みが関係しています。

細かな構造に光が当たって色があらわれる仕組みです。

光の当たる面に小さなでこぼこ・膜・粒子のような構造があると、光の当たり方、進み方が変わります。

光には様々な色の成分がありますが、この変化によって特定の色の光が打ち消しあったり、強められたりして、色がついて見えるのです

鳥の場合は、羽の表面に非常に細かいでこぼこがあり、そこに光が当たるとき、特定の色の光が強く反射します。

特に青色の光が優先的に反射(散乱)するので、私たちの目には青色に見えるというわけですね。

本来、色を持たないものが発する色は【構造色】であり

虫ならタマムシの緑色など

生き物以外ではシャボン玉でしょうか。

またこれは色素ではなく構造による光の見え方なので色褪せないのです。

巷では構造色を用いた食器なども販売されています。

ひめうずらで色を楽しもう


普段は全体が黒っぽいのに光が当たると青色に見える個体

ひめうずらも羽毛の種類によっては

光の当たり方で色が異なって見えるときがあります。

さらにいうと

一つの例として、同じレッドブレスト♂2羽いたとしても

背中が青い個体や茶色い個体など細かな色合いに違いがあったりします。

是非、今日の記事を参考に

あなたのひめうずらをじっくり観察してみてくださいね。

時間を忘れること間違いなしです笑

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