人間になりたい日記#186「YTT」
2022年10月19日 YTT(ヨガ・ティチャー・トレーニング)
先週の金曜日から200時間のYTT(ヨガ・ティチャー・トレーニング)が始まっています。
先週のラジオではその話をするつもりだったのですが、ジョンギさんのことがあって頭がいっぱいでした。
ヨガには資格がありません。YTTを修了して得られるのは認定だけです(だからヨガはYTTを受けなくても先生になれます)。
私の場合はずっと習っているクリパル・ヨガがYTTを実施しているので受けることにしました。
無事に修了したら、アメリカにあるクリパルセンターから教師として認定してもらうことができます。
本当はYTTを受けることを公言しなくてもよかったのですが、私は事前にツイッターやこのブログでヨガインストラクターを目指すと書いておきました。
土日祝日の朝から晩まで授業を受けるため、イベントにあまり出られなくなってしまう(現に出演したいイベントや、顔を出したい友人のイベントなどをたくさん断っていてとてもさみしいです)からというのもあるのですが、何より何年も楽しみにしていたYTTなのに、受けることが決まったらヨガが途端に楽しくなくなってしまったからです。
ヨガは私にとって人生で初めて好きになったプライベートの趣味でした(あとデスマッチ)。
でも自分が教える側になるんだと思ったら、ヨガの授業を受けていても、先生の指導法が気になったり、私もこんな風になれるのだろうかと不安になったり、全く集中できなくなってしまったのです。
案の定、YTTはとてもつらく、最初はスタジオに四日間通う対面の授業から始まったのですが、二日目にはすでに辞めたいと泣いてしまい、三日目四日目は泣きながらなんとか通いました。
先生がすごく厳しいとか、体育会系のつらさはないのですが、授業の最初に行う1時間半のサーダナ(精神修行のためのヨガ)の時点で、毎回「こんな風に教えられない……」という不安から集中が途切れてしまい涙がこぼれます。
その時に支えになっているのが「でもヨガ教師になるって書いちゃったしなあ……」という後戻りのできなさです。やっぱり書いておいてよかった!
初回の授業から、生徒同士でポーズを指導したり、アシストする授業があったのですが、何年も何回もやってきたポーズですら、教える時になるとうまく言葉が出てこなくて本当にびっくり&落胆しました。
いまは200時間を修了した時に本当にきちんとクラスが開けるようになっているのか、心配でしょうがないです。
でも途中でYTTを辞めてしまったら、きっと私はヨガ教師になれなかった劣等感からヨガを辞めてしまうと思うし、それはすごく悲しいことです。
何より来年から少なくとも向こう10年は(できれば一生)、地下アイドルとしてやってきたように、ヨガ教師としての経験を積み上げたいと思っています。
思えば、久しぶりに一から物事を習い始めている感じが、地下アイドルを始めた時と似ています。
四日間の最終日は30分のティーチングを体験したのですが、これから年末までのYTTの中で60分、90分と教えられるようになっていかないといけません。
地下アイドルを始めた時は、最初の出演時間が3分とか5分で、はじめて15分のライブをした時は体力が追いつかなくて頭が真っ白になりました。
それがいまは最低で30分のライブが当たり前で、ワンマンライブになれば90分でも120分でも普通に歌って踊ることができます。ヨガもこうやって少しずつ長い時間教えられるようになるのかなと思います。
私は地下アイドルになりたくてなったわけじゃないので、最初は右も左も分からなくて無我夢中だったのが逆によかったのですが、ヨガ教師は明確な夢なので、理想像もあってそれが苦しいです。
でもクリパル・ヨガに救われた人間として、潜在的にこのヨガを必要としている人に手渡していきたいと思っているので、年末までなんとかがんばろうと思っています。
『姫乃たまの「ラジオ消した?」』#186「YTT」
Radiotalk▶︎https://radiotalk.jp/talk/889400
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