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2021年2月22日 猫の日
竹田誠志と葬式に出席していた。誰の葬式かはわからないが、この葬儀場は知っている。私が通っていた幼稚園だ。
園児用の椅子や玩具がいまではとても小さく見える。竹田選手は試合の時と同じ、竹田誠志モデルのハーフパンツを着用していた。
隣の部屋(たしか年長組のお部屋だった)に移動すると、そこでも喪服姿の大人たちが身を寄せ合って泣いたり話し込んだりしていた。
葛西純も喪服を着ていて、私に向かって
2020年12月18日〜12月24日 サンタクロースになれない
12月18日 姉妹のように
イチョウの葉がすっかり枯れた並木道に、たっぷりと日差しが降り注いでいる。冬の澄んだ空気の中で、裸になった樹木がまっすぐ照らされている。
寒い日の眩しい光景を、子供の頃からふと不思議に思う。とりわけ寒い日は、雨よりも、雪よりも、雲ひとつなく晴れているほうが寒くなるのも不思議だ。
信号待ちで行き交う車を見ていたら、隣で編集さんが「あ、年末進行抜けたかも」と言った
2020年12月11日〜12月17日 私の脳・誰かの脳
12月11日 普通の日の一種
いつになく目覚めがよくて、キッチンでお茶を淹れてたら、突然脳が溶けたように何もできなくなって立ち尽くしてしまった。
目覚めの良さなんか関係なく、真っ暗な鬱は突然ぽっかりと私を飲み込む。
10年前よりずっと強烈に、5年前よりもっとどうしようもなく。一昨年より、去年より、だんだん深く、ひどくなっている。
病気だとわかってからも、全然慣れない。これが精神病
2020年12月4日〜12月10日 ごうごう
12月4日 救われた音楽
友人がSpotifyのサービス「あなたの2020年まとめ」が面白いと連絡をくれた(毎日使っているのに全然気づいてなかった……)。今年自分が聴いた楽曲やアーティストがランキングになっていて、私はどちらの一位もKIRINJIだった。
思えば気分のいい朝も、体を起こすことすら辛い朝も、心踊るドライブも、退屈な電車移動も、原稿を書いている間も、書けなくなった時も、KIRI
2020年11月20日〜11月26日 転院
11月20日 地獄でなぜサグい
タイの地獄寺の音や、何かの回転音など、ニッチな音ばかりをサンプリングしている音楽サークル「地獄でなぜサグい」から『姫乃たま「ラジオ消した?」』のコンピレーションアルバム『t’as éteins la radio?』がリリースされた。私も以前、「地獄でなぜサグい」に台風の音を録音して送ったことがある。
それはさておき、音楽番組でもないのにコンピレーションアルバ
2020年11月13日〜11月19日 夢が叶った
11月13日 A.T.フィールド
自宅でうずらを一羽まるまる手づかみで食べる。
昨日、発酵デパートメントで包んでもらったディナーの一部だ。楽しいお店だった。
「山賊の宴」と名付けられたディナーコースは、アミューズや味噌や醤油とのペアリングで胸がいっぱいになった後、肉魚野菜が食べきれないほど出てきてお腹もとことんいっぱいになる。
つくづく昨日は愉快な夜だったと思う。
突然始まった
2020年10月23日〜10月29日 精神科がこちらに来てほしい
10月23日 精神科がこちらに来てほしい
病院行けず。目を閉じて雨の音に耳をすませたら、心がいくらか沈静化した。手と脚が痺れている。
2020年10月16日〜10月22日 富士そば味のフォーと体にいいお酒
10月16日 シオシオのパー
秋晴れの両国。もう滅多に来なくなるんだろうな。
そう思うと、観光客の気分になる。駅のホームから見える両国国技館も、道端にあるお相撲さんの銅像も、つい写真を撮りたくなってしまう。
いつの間にか国技館の近くに巨大なアパホテルが建っている。本当に、いつの間にか。ここへ来るのが日常だったこれまでには、気にも留めなかったものたち。
2020年10月9日〜10月15日 私、どうしたらいいですか。
10月9日 「地下アイドルはなぜトラブルに巻き込まれるのか」
今週ずっと原稿が難航している。
これまでに原稿を待たせてしまった編集さんたちの時間を考えると、来世で幸せになれる気がしない。絶対地獄行きだ。白目。
つい「もうだめだ」なんてツイートしてしまったがために、豪さんに心配をかけてしまい、「もし今夜のイベントまでに原稿が終わってなかったら社会的に死ぬので絶対大丈夫です!」と返信しつつ