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ハラスメントがなくならない根本的原因を心理学的に分析してみる

 どうも、氷雨斑早希です。みなさんこれまで何らかのハラスメントに遭われたことがありますか?僕は高校時代、家庭科で「男だけで料理ができるの」とセクハラを受けたことがあります。ちなみに、どの班よりも早く終わったのは女子の一人もいない僕の班で、先生に反感を買いました。そんなわけで、最近では、すっかり聞き慣れた○○ハラスメントですが、そもそもどうしてハラスメントが発生してしまうのかを心理学的に分析してみたいと思います。

権力に伴う大きすぎる代価

 教師や会社の部長、果ては政治家に至るまで、どうしてこうもハラスメント、ハラスメントと騒がれているのに一向になくならないのでしょうか。
 答えは、彼らが権力を得るに従ってあるものを失っているのにも関わらず、そのことに気づかずにいるからです。

 では、彼らが失ったものは何か。それは「共感能力」です。カリフォルニア大学に研究によると権力やお金を手に入れた人ほど他者の感情を読み取る、つまり共感する能力が低下することがわかっています。ちなみに共感能力は養うことができます。今これらの要職に就いている方は率先して共感能力を養う訓練をしましょう。

 さて、もう答えは見えましたね。ハラスメントが起きるのは大概同期などの横の関係よりも上下関係つまり、権力の関わる場所です。そして、上司という権力を持つ人間の多くは共感ができないので、自分の行動で相手が嫌がるかわからなくなる。相手が嫌がるか分からないから、本当は嫌がられるはずなのに、自分のしたいようにしてしまいハラスメントが生まれる。

 これが、ハラスメントのメカニズムです。上司とは生徒や部下を理解した上で人の上に立たなければいけないのに、人の上に立つとそれができなくなるのは何とも皮肉な話ですね。

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