なんかするのってめんどくさい

この1年くらいで、自分は好きじゃないことってできないなと思い知った。
が、好きなことならバシバシできるかというとそうでもない。

映画を見るのが好き、というのとは別に、映画館という空間が好きだ。余計なことを考えなくてすむからだと思う。映画館では携帯も切ってるし。
仕事上がりとか、なんとなく疲れたなってときにはまず映画館のホームページに行って今から見られる映画はないか調べる。あったら現地に直行する。いざ見た映画がまったく面白くなくても、金返せとかは思わない。面白くない映画の面白くなさについて考えるのもまた楽しいからだ。

というと映画大好き人間みたいだけど、実際映画大好き人間ではあると思うんだけど、映画のためならフットワークめちゃ軽いよ!というわけではない。

明日は休みだから映画見まくるぞー!と思って眠りにつく。
起きると、映画館に行く時間が迫っている。あと10分で支度せにゃ。めんどくさ。もちょっと寝転んでよう。するうち10分経つ。もう今すぐ飛び起きて映画館に向かわねば間に合わん。めんどくさ。というのを繰り返し、結局一本も見ずに一日中ベッドの上で過ごすというのをもう何回繰り返したことか。

働いてれば、仕事帰りにどこか行くのは苦じゃないのに、休むとなんでも苦になるということだろうか。だから人間には労働が必要なのだろうか。
そういう理屈で説得されたら、仕事嫌いの俺も仕事の必要性を認めざるを得ないかもしれない。