自分の感想が絶対だと思ってるやつ多くない?????

多くない??????

見たわけですよ。話題のやつ。『君たちはどう生きるか』ね。
とても面白かったです。俺はジブリはそんなに見ないで生きてきたんだけど、少なくとも見た作品の中だと千と千尋以降では一番好きでした。つまり千と千尋より好きでした。
ジブリにわかゆえ、みんなが当然のように言ってる「あちらの世界はジブリそのものを表した直球のメタファー」みたいなことは正直わからなかった。でも宮崎駿が老境に至って自分の人生を振り返ってちょっとセンチになってるの伝わってきたし、アニメ表現もセンスオブワンダー!って感じでこれがジブリのすごさかと思いました。動物表現のリアルじゃない生々しさが気持ちよくて、だから自然に近い人間=老人の描き方も印象的なのかなとか考えたりしました。この作品単体の感想を記事にするには俺が語れることが少なすぎるので感想はこの辺で終わりますが、要するに俺はこの映画がかなり好きだということ。

そして本題。
ネットを見れば、『君生き』の感想は賛否まっぷたつに分かれている。説明を排した物語だったので、評価が割れること自体は自然なことだと思う。
問題は否定派の意見がやたら攻撃的なこと。
「こんなクソ映画を理解したようなこと言ってるやつは理解したフリしたエセ映画通」とか「見たらなんでも絶賛する脳死の信者」とかって意見がやたら多くない???多くない?????
ひとつひとつの実例を晒すようなことはしないけども、なんか「無理して褒めんなよ」みたいなのをかなり見る。無理してねーわ!!!!!!

これはいったいどういう現象なんだろう。肯定派に「こんなのも理解できないのォ? 教養ないんじゃないのォ〜?」とか言われたのだろうか。そういう肯定派は俺の目には入ってないけど、こちらも観測範囲が偏ってることは充分に考えられるのでその可能性は高いと思う。
でもさ!!!!!
自分の感想を信じろよ!!!!!!
そりゃ作品のクオリティを正確に評価することは素人には難しい。でも面白いか面白くないかは個人の感性によることで、「理解できないからつまらなかった」も「難しくてよくわからんかったけど面白かった」も「理解できたけどつまらんかった」も全然アリじゃろがい!!!!!!お前は面白かった、俺はつまらなかった、どっちも間違ってないわ!!!!!!!こっちの感想まで決めつけてくんな!!!!!!アホ!!!!!!!!
この件に限らず、特に大ヒットした作品に対して「これを褒めてるやつはバカ」みたいな風潮ができることはよくある。君の名は。とか鬼滅とかね。「これを褒めとけば通ぶれるから褒めてるんだろ」もあれば「これを楽しんでるやつは頭悪い」もある。うっせ!!!!!!!!

ついでに言っちゃうと、「何も考えずに楽しめる作品こそが本当に良い作品で、教養がないと楽しめないのはダメ」みたいな価値観もなんか目立つぞ。んなわけないだろ。教養があるほうが立派に見えるからコンプレックス感じちゃうな〜〜ってことか???作品の出来不出来ってのはそんなざっくりしたカテゴリ別けで序列がつくもんじゃねーから!!!!!!!!どっちも価値あるもんだから!!!!!!!!お高くとまったオタクに煽られたことは可哀想だけど、それはそのオタクを憎め!!!!!!作品を貶してんじゃねー!!!!!!!!

以上勢いに任せて書き殴ったけども、それぞれが内心でそこまで過激なこと思ってなかったとしても、ネットで文章を書くとなんか偉そうな文体になる人がたくさんいるから、皆さん気をつけていきましょうってことです。以上ストレス吐き出しタイム終わり!