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「教育」の経験を通じて感じたコト

占い師×薬剤師×弁理士、妖香です。
今年度「弁理士の日記念ブログ企画2024」とゆーワケで記事を書きます。
今回のテーマは「知財業界での教育」です。


教育について

お題を見る前から、ちょっと書きたいコトがあったので、最後の方はテーマと関係ないのでズレてしまったらてゴメンナサイ。。。
一方、教育を「する」先生方の参考になれば嬉しいのですが、たぶん参考にならないと思います(涙)

教育を「受ける」

同期の弁理士に「〇〇の資格を受ける!」みたいな話をすると
「弁理士って勉強が趣味みたいな人が多いから(褒め)」と言われて
確かに周りを見渡してそーゆーヒト多いな…とつくづく思ふ。

何か勉強するコトが当たり前みたいになっているので、
教育を「受ける」コトについてはたぶん目新しいコトを書けないなぁ…。
1つ言えるコトがあるとすると、勉強が好きな先生が多いので、
勉強会を開くと好意的に受け入れて貰えるのは助かります★
(ソレで著作権法の勉強が捗っている最近です。)

教育を「する」

コチラの方が独自の経験を書けるかな、と思ったので
コチラ方向の内容が続きます。
主には弁理士会(関西会)での知財普及の一環で、学校への知財授業を行う委員会活動があります。
小学校・中学校・高校(&大学)とそれぞれ授業の経験があるので、感じたコトを書いてみます。

小学校の知財授業

<寸劇>

主に、寸劇を通じて「発明」と「発明を守る仕組み」について知財教育をします。
最初に『「弁理士」知ってるひと?』と聞いてみると、
たいてい「弁護士」と間違えられます。
大きく手をあげるから期待したのに…というガッカリ感と、コノ歳は未だ便利屋と間違えないとゆー安心感を味わう恒例イベントです。

小学校5年~6年生メインですが、このくらいの子どもって「打てば響く」感じがして、一生懸命授業するととても盛り上がり、「やりきった」気持ちで授業を終えます。
他に、後述する工作授業の場合もあるのデスケド、寸劇の方がやってて楽しい気持ちがあり、どんどん慣れが生じて最近ではコチラしか行ってないような気がします。
(そして、アンケートはいつも高評価が多くて嬉しいです。えっへん。たぶん皆、高評価もらえていると思うケドね!

<工作>

各班に分かれて競ったり、個人でより良いモノを作ったり…という工作の授業です。小学校の45分授業では完成までが難しいので、45分×2コマというパターンが多いかな。
発明というか、ちょっとした工夫することについて学ぶといった感じです。
(自然法則を利用した技術的思想の創作ですね!)
コチラは工夫を見守る感じになるので、寸劇授業ほど「やりきった」感を味わえない感じです。
(なので最近は行かなくなって、工作授業するのが下手になってるかも…)

中学校の知財授業

小学校ほど経験は無いのですが、とりあえず体験談を。

<寸劇>

意外と、異様に盛り上がった!!(何故!?)
・・・と思ったので、終了後に理由を聞いてみた。

そうすると…
ユーチューバーの〇〇に似てるから」
という謎のメッセージを頂いた Σ( ̄□ ̄lll)!!

ユーチューバーの〇〇を知らなかったので、そういったコトに詳しい職場の後輩に聞くと
「あ!確かに似てますね!!〇〇(グループ)の△△(メンバー)ですよね?」
らしいです。。。
(そして後輩にYouTuberを進められるが、あまりに人気が出ないので、現在は更新していません;笑)

<工作>

小学校と違って、なんとなく声をかけにくいです。
・・・難しい年頃ですね。
別の先生の授業では、うまくできなくて泣いた生徒もいたらしく・・
・・・難しい年頃ですね。

寸劇にしても、工作にしても、何度か行ってみたのですが、淡々と終えてしまうイメージで、ちょっと物足りなさを感じたりしています。

高校の知財授業

理由があって、ほとんど経験無いです。

…その理由とは、

ひくほど不評でした!! Σ( ̄□ ̄lll)!!
知財授業の後に
生徒や学校からのアンケート結果が送られてくるのですが
まさに酷評

理由は簡単で
「妖香」というキャラクターは
小学生相手には「楽しい」であっても
高校生相手には「ウザイ」「カッコ悪い」になるのだろうなぁ...と。
そんなこんななので、個人的にはこんな気持ちです↓

2度と行くか!!!

妖香ココロの叫び

(※ と、言いながら、別の機会に別の高校へも行っています。
一緒に行った先生が淡々と進める先生で、見事に上手く綺麗に終えたので、得手不得手ってあるなぁ・・・と痛感した瞬間でした。)

閑話休題(先生としての心構え)

会務の知財授業にあたり、教えてもらったポイント。
小学校などの授業の担当者になる前に、教育実習みたいな訓練を受けることになっており、ベテラン先生にご教示頂いた内容がとても印象的でした。
以下、その内容です。

① 我々は「先生」ではなく「お邪魔虫」
② 学生にとって一番大切なのは「休み時間」
③ いつでも明るく笑顔を絶やさず
④ ときにはバカを演じる気持ちで
⑤ 常に「褒める」気持ちで
⑥ 問いかけるシーンが多々あるが、珍回答があっても否定しない

ベテランA先生のメモと教育訓練の内容より

特に1つ目のポイントは教えてもらったときに衝撃だったなぁ。。。
小学生にとって一番大切なのは「休み時間」というのも、なるほど納得です。
なので、その貴重な休み時間を割いてまで質問に来てくれたらとても嬉しくなります。
あと、明るさとかバカを演じるのは小学生には通じても、…高校生には…ぐはっ。(←しつこい!)

大学の授業

これは弁理士会とは関係なく、勤務先の共同研究の関係から
とある大学で毎年、授業を行っています。
年間2コマ頂いているのですが、

  • 1コマ目:化学/研究の話(こう見えて薬剤師/研究職なのだ、えっへん。)

  • 2コマ目:知財とか資格やキャリアの話

を展開しています。

このくらいの年になると『「弁理士」知ってるひと?』と聞いてみると、
1~2人は手が挙がる感じです。

さて、先までの流れで
小学校(大ウケ) > 中学校(ちょいウケ) ≫ 高校(不評または酷評)
となっています。

…大学はドウでしょう?

もっと悪い?

…と思いきや
コチラは結構良い印象です。

授業の性質上、レポートを課しているのですが、特に感想を書く欄など設けて無いにも関わらず、レポートの欄外に数名の学生から

「とても楽しい授業でした」

学生の感想

という旨の、程よい長さの感想文を頂くので、
いくつか仕込んでいる小ネタもウケているのかな、と
大阪芸人の端くれとして嬉しく思っています。

さて、今年も頑張ろぅ!

弁理士会のセミナー講師

無謀にも、1度だけ研修講師(著作権法:基礎)を行いました。
コチラは著作権委員会の会務活動です。
弁理士って著作権の専門家でもあるのに、そんな専門家の前で授業するなんてどんな罰ゲーム!?公開処刑か!?

授業については
前半:別の先生
後半:妖香
が担当。

終了後のアンケートでは
名指しで高評価コメントされてたのが4件、
時間配分に失敗して、超過に対する低評価コメントが14件(ToT)

あと、「前半は良かったです」という…暗に妖香アカンかったコメントもw

賛否両論あるものだなぁ・・・と思って過ごしてたんだけど、
その1か月後くらいに何かの懇親会でハジメマシテの先生に呼ばれて
曰く

「こないだの研修、メッチャ良かった!!
在宅時に受けてて、聞いてるうちにあまりに面白かったから、嫁も呼んで一緒に聞いてん!!
(嫁にはあんまり面白さが伝わらんかったけど)
面白かっただけじゃないねん!ちゃんと内容もあってん!!
今日は会えて良かったわー!
今度飲みに行こうや!!」

S先生のコメント

無駄に熱血に褒められました。
ここまで言われると、妖香の需要もあるのかな?とアグレッシブに勘違いして小躍りしています★

(ところで、先の話でオンライン研修中のパソコンの横に呼ばれた奥様は弁理士なのだろうか?という疑問はあるので、飲み会が実現したら聞いてみようと思います。オゴってもらえるかな

専門学校・薬剤師の先生(番外編①)

今年から、専門学校で授業しています。
個人的には「著作権関係でアニメとかの専門学校で講師したい!」と吹聴していたのが、まさかの薬剤師の関係で美容学校の講師をする流れに。

第1回目の授業がスベリまくって、
あ、これ。高校生相手に授業したあの空気感やわ。。。
とメンタルを削られ続ける日々。

しかし、壇上でスベってる漫才師ってコレより辛いと思うんだけど、
どんなメンタルしてるんだろう?

それでも、勉強キライとか化学苦手な子にも理解して欲しいので
授業のドコかに小ネタ入れたりして印象に残るように工夫してたりします。
(スベってるけどね!!)
個人的には、笑いが起きたら理解が進むなぁ…、という印象です。

そんな授業展開なので、ウザイとか思われてるのかなーとか心配しながら授業しつつ、やっと1学期が終わろうという今、とある生徒から

化学は難しくて嫌いですけど、
先生の授業は楽しいので自信を持ってください!

生徒の感想

という謎の励ましコメントを頂いたので、とりあえず数年は頑張ります。
(そして、アニメとかコンテンツ関係で著作権の授業させてください…笑)

占いの先生(番外編②)

ちょっとずつ、占いの個人レッスン依頼も増えてます。
弁理士になるより前には
カルチャーセンター的なトコロで占いの授業をしてたコトもあります。

しかし、生徒に聞くと

内容を覚えることはできても、占いできそうにない

生徒の感想

という旨の感想だったので
使える技術を教えるコトって大切だな、と。

今、個人的に教えている生徒はいずれもプロ/セミプロの占い師さん達なので、初級から教えなくて良いというラクな面もありつつ…。

「使う」為の教育って、また違う教え方だなぁと思っています。
実践では、そのヒトのクセが出るので、経験上

一方的に「教える」のではなく、
そのヒトに「閃かせる」為に「導く」コトが大切

妖香の教育手法?

だと思っています。

予告編

これを書いている今、今度は学校の先生向け授業の予定をしています。
学校教育における著作権関係の・・・うんぬん。
さて、教育のプロ向けの授業ですが、無事に笑いが取れるでしょうか!?
(目的が違うよ!w)

雑感

ふと振り返ると、ほとんどの教育機関(年代のコトね)で講義を担当してきたんだなぁ…としみじみ。
予備校とかも機会があったらやってみたい!!
知人には「講師業は向いてる」といわれつつも、高校生相手の様にスベりまくる展開もあるので、まだまだ頑張ります…(←気にしているw)。

末筆になりますが、今回の記事の大半に出てきた知財授業と同じ弁理士会(関西会)の活動でイベント「知財ふれあいフェスティバル」をします。
妖香もスタッフをするので、是非遊びに来てください!!(宣伝w)

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