ピアノの世界へー「蜜蜂と遠雷」 #5

 先日から、夏休みに入った。

「はー、ようやくいい子ちゃんじゃなくてもいい期間がきたー」

と思ったのもつかの間、課題があったのを思い出す。無駄に多い課題。とくに、これまでにはやらなかったのに、なぜ書写をしてこなくてはならないのか、意味が分からん。私は学校では教師から好かれそうないい子ちゃんだから課題もがんばるけどさ、友だちに勉強教えることになっちゃったんだよなぁ。まあ、どうせ勉強しないで遊んで終わりだろうけど。

さて、先日、本を読んだ。恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」だ。


恩田陸さんの本は初めて読む。というか、この前新聞で見て、初めて知った。面白そうだから、借りてみようと思い、早速予約を入れた。

「蜜蜂と遠雷」は、ピアニストの過酷かつ美しい世界を描いた物語。日本で行われた、国際的なコンクール、芳ヶ江コンクールに出場するコンテスタントたちの物語。

子どものころ、天才少女として話題になったものの、母の死とともに予定をドタキャンしたピアニスト。「アーちゃん」という少女の約束でピアノを続け、天才的な才能を発揮したピアニスト。16歳という若さにして、有名な音楽家に推薦状をもらったピアニスト。逆に、28歳という歳でコンクールに挑戦したピアニスト。

ピアノは、「上手」だけでは通用しない。ピアニストには、「心に残る演奏」が求められる。美しく、過酷な世界。

ピアノの音を、文字で表現できるすばらしさ。文章がきれい。うおー、私もこんな文章書きてー!

私は同年齢の奴よりかは文章上手だと思うけど、やっぱり、かなわないなあ。いつか、こんな文章が書けるといいな。

よーし、宿題の読書感想、がんばるぞっ!

めんどいことには、変わりないけど、、…

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