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診療情報管理士試験の対策


 診療情報管理士試験合格


 私は、2021年の診療情報管理士試験に合格しました。そこでの経験を記録しておこうと思います。同じ年に医療情報技師試験にも合格しました。医療情報技師試験についてもまた記事にしようと思います。

 この試験の対策はネット上にあまりなく、どのように勉強していったらいいのか探り探りで苦労しました。

大学、専門学校に通うべきか


 結論、通信またはスクールに通わないと受験資格を得られません。しかし内容自体は独学でも勉強範囲を網羅するのは可能だと思います。また、管理し資格を取りたいのであれば大学ではなく、通信や専門学校に行く方がためになると思います。何故なら大学では、管理士の勉強だけではなく、全く関係ない科目も必須の講義になっていたりするため、そこに時間を削られるからです。

 私の場合は、4年制大学に通い学習していました。1、2年目は、大学での授業はほとんど頭に入っておらず、定期試験前に急いで詰め込んで、復習もせず忘れていきました。周りの子たちも、バイトに、遊びに忙しく勉強している感じも全くなかったので焦ることもありませんでした。

勉強期間・勉強時間


 流石にこの調子だとまずいと思ったのは、試験の約1年前です。
私の大学では、3年生でみんな診療情報管理士の試験を受ける形になっていたので、3年生になったと同時に勉強の年になりそうだ。。。と考えるようになりました。
 試験の1年前から徐々に勉強を始めました。はじめの半年は緩めに勉強をしていました。半年ぐらい前から空いている時間は図書館に行き勉強をするようになりました。1人暮らしでしたが、家ではネット環境も音を出せるという環境もあり、結局集中できませんでした。図書館でも始めは音楽を聴きながら勉強をしていましたが、これはあまり頭に入っていないことに後から気づきました。

 絶対1発で合格したいという気持ちが強かったので平日でバイトがない日は4時間バイトがある日は隙間時間にノートを見るぐらい、休日は8時間は勉強していました。

 勉強法

 大学1、2年生で培った知識はほとんどないと言っても過言ではなかったので、まずは、参考書を読み、問題集を解いていこうと思いました。
 おそらく管理士の試験を受けられる全ての方が持っているであろう参考書(赤、青、緑の本)の問題集があると思います。はじめはこれを解きまくればなんとかなると思っていました。しかし、実際は「教科書の重要な言葉だけくり抜いて、そこに入る言葉を記号で選びなさい。」といった形の問題集であったため、私の頭には解いても全く頭に入らず、時間を無駄にしたなと思います。ですから、この勉強法はお勧めできません。私自身あまり問題集を使っていません。

 お勧めな勉強法は、自分なりのノートを作成し、広く浅く知識を増やすことです。また、勉強したことはとにかくアウトプットをして、自分が覚えていると確認することがとても大切です。私は、バイト中も頭の中で今日勉強したことを思い出せるか試していました。

 分野ごとの勉強法としては、まず基礎分野に関しては、ノートにイラストと重要事項をひたすら描いていきそれを隙間時間に見るとい勉強法を行なっていました。私はよくそのノートをお風呂に持ち込んで見ていました。この方法で私は、基礎医学に関してはいい点数が取れる自信がつきました。今後このイラストを少しづつアップしていけたらと思います。ゴロで覚えるのも大変お勧めです。感染症などは語呂をネットで調べて覚えました。

 専門分野に関して参考書を読み重要なところにマーカーを引き、ノートにまとめていきました。苦手な統計学に関しては、何がどんな時に役立つかを学んだ程度でした。詳しい計算方法まで勉強をしている時間はありませんでした。
また、病院経営に関する様々な計算公式があるとお思いますがこれも主要なものだけしか覚えていません。覚えようと思ったらキリがありません。
 コーディングも本当に苦手でした。試験では、ICDの持ち込みはできるもののコードを引いている時間はありません。コードを引くのは就職後に必要になるかもしれませんが、試験ではコードを引く練習よりも基礎医学をしっかり抑えておくとどのコードがどこに含まれるのか分かってくると思うのでそちらを優先したほうが点が取れると思います。ただしコードの構造は必ず覚えておいた方がいいと思います。



最後に


 試験を受けてみて、各分野、深く学ぶより幅広く知識をつけた方が高得点に繋がりやすいという印象を受けました。

 今後、管理士試験を受けられる方の少しでもお役に立てるような情報を提供していこうと思います。