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📖准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき📖

2022年3月17日(木)読了

前々からちょっと気になっていた本です。
テレビドラマにもなっていたようですね。
そちらは観てなかったですが。

大学で民俗学を教える准教授の高槻 彰良とその大学の学生で人の嘘がわかる耳を持つ深町 尚哉が主人公。
民間に伝わっている怪異や都市伝説的な話を解説したり、それに紐づくような身近な怪奇現象を解き明かしたりして物語は進みます。

「怪異とは、現象と解釈によって成り立つんだよ」
という言葉が出てきますが、目の前で起こった現象をどう解釈するか、それにその土地で伝わる風習みたいのものを結びつけてしまうとその言い伝えが語り継がれていくとか。なるほどねと思える話もありました。

また、現地調査も必要なのだけれども、不必要な行動をすることで今までなかった言い伝えがそこから始まることもあるのだとか。
あぁ、そういうこともあるんだなと。

ありきたりな言葉ですが、私はとてもおもしろい本だと思いました。
続巻もあると思うので、ちょっと読んでみようっと。

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