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【超ショートショート】(280)~受話器の向こう~☆ASKA『MIDNIGHT 2 CALL』☆

指がちぎれるくらい
回したダイヤル式の電話

ピッポッパッのボタンに
コードレスの子機のある電話

気づきもせず
ボタンを無くした
触感もない今の電話

世界も宇宙も距離感を無くし
どんなに長電話しても
今は無料にできるとか・・・

僕らは あの頃
電話をかけるまでに
どんなに時間をかけたのだろう

「こんばんは。今いい?
あのさ・・・」
と話すだけなのに
どんなに勇気を必要としたんだろう

受話器から聞こえる君の声は
時々新鮮で とても近くて
どんなに耳を癒してくれたんだろう

もし・・・
あの頃のように・・・
君に電話するとしたら・・・

僕は
どんな話をすれば
いい?

やっぱり
子守唄がいいかい?

(制作日 2022.7.22(金))
※この物語はフィクションです。

1日遅れで書いてみました。

きのう7月21日は
1988年7月21日発売のシングル
ASKA『MIDNIGHT 2 CALL』
発売34周年記念日でした。

今日は
『MIDNIGHT 2 CALL』を聴きながら、
思い付くままに詩を書いてみました。

この曲が発売されてから今日まで、
こんなに電話の姿が変わるなんて、
誰が予想したんでしょうね。

今は用意にメール等で
好きな人とコミュニケーションがはかれる
恋人同士の人にとっては、
だいぶいい時代になりましたね。

そのいい時代でも、
どこかの誰かは、
昔の家の電話のように
緊張している人もいるのかな?

(ニックネーム)
ねね&杏寿
(旧ひまわり&洋ちゃん)
(Instagram)
https://www.instagram.com/himawariyangchiyan/

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選曲した曲
ASKA
『MIDNIGHT 2 CALL』
作詞作曲 ASKA
編曲 平野孝幸・澤近泰輔
(1988.7.21発売 2ndシングル)
☆収録アルバム
ASKA『SCENE』
(1988.8.21発売 1stアルバム)

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