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【超ショートショート】(84)~声色のショック~☆CHAGE&ASKA初韓国コンサート(2000.8.26)☆

韓国と言えば、
日本では、サッカーの日韓戦。

1993年のJリーグが始まると、
それまで意識になかった韓国という存在を、
否応なく、対決姿勢で、
応援をあおるテレビ。

だから、
無意識に敵対視。

そんな雰囲気から様子が変わったのが、
「冬のソナタ」

2021年になって初めて見てみたが、
私には合わなかったようだ。

でも、
その他の「春のワルツ」には、
魅力された。

今では、韓国文化を当たり前に、
日本のテレビでも、
毎日のように見れるが、
私がいつ頃、韓国文化に触れたのか?
そんなことを考えてみた。

「頭のなかの消しゴム」

おそらくこれが最初だったのだろう。
たまたまテレビで放送されたのを
見てしまったのだろう。

海外ドラマや映画では、
必ずしてしまうクセがある。

それは、
日本人俳優や女優さんを、
韓国人俳優や女優さんに重ねあわせ、
自分自身に興味を持たせてやる。

もちろん、
すべて作品でそれができるわけじゃない。

やっぱり好みはあるみたいだ。

「頭のなかの消しゴム」の中の俳優さんは、
今見ても、
「愛していると言ってくれ」の
〈豊川悦司さん〉の雰囲気に似ている。


韓国文化という堅いが、
韓国のドラマを見ると、
日本語の吹き替えではわからない、
韓国語の台詞。

なんであんなに日本語が登場するのか?

そう思うとともに、

なんで日本語と全然違うのか?

そう思ってショックを受けることがある。

最初のショックは・・・「デェ」

日本語では・・・「はい」

学校に通うと、朝の出席、
元気がなくても、必ず「はい!」だけは、
明るい声色で元気さを装えた。

だけど、「デェ」は、
まるで、プールの飛び込みから潜水して、
それから水面に上がるような線を描いて、
「デェ」と答える。

女優さんでも、
基本的に声をワントーン落とし、
暗い印象で「デェ(はい)」と答える。
これが一番のショックだった。

その逆パターンもある。

「アニョ」

日本語なら「いいえ」
否定の言葉なのだが、
「アニョ」は終始明るいトーンで言われていた。

日本語の「いいえ」を聞くと、
ほぼショックで絶望さえ出来てしまう。

でも韓国語の「アニョ」なら、
たとえ何かを断ったとしても、
あまり相手に
ショックを与えずに済むのだろうかと、
ふと考える。

「はい!」は「デェ」
「いいえ!」は「アニョ」


そんなつまらない考え事をしていると、
「ピッ!」を連呼する韓国ドラマ。

どうやら日本語の「血」の意味。

それに気づくとつい笑った。

「血」は苦手だが、
「ピッ!」なら怖くない。

でもなんで「血」を「ピッ!」というのか?
この声色の違いを、
またついつい考えてしまう。


(制作日 2021.8.26(木))
※この話はフィクションです。

今日は、
2000年8月26日と8月27日に開催された、
CHAGE&ASKAが日本人アーティスト初めて、
大規模会場でのライブを行った。

そのライブと、毎日日本のテレビで放送される
韓国のドラマや映画を見て感じた事を、
散文詩ではなく、
ちょっとした解説になっている。

(ニックネーム)
ねね&杏寿
(旧ひまわり&洋ちゃん)
(Instagram)
https://www.instagram.com/himawariyangchiyan/

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参考にしたコンサート
『CHAGE&ASKA 韓国コンサート」』
(2021.8.26(木)27(日)開催)
☆ライブDVDは、
『CHAGE&ASKA LIVE IN KOREA
韓日親善コンサート Aug.2000』
(2019.8.25発売)
YouTube
【CHAGEandASKA Official Channel】
LIVE DVDプロモーション映像公開中(約10分)
https://m.youtube.com/watch?v=OlpeosK2ZLs

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