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介護施設をイベント会場にするということ

第2回 介護・認知症予防イベント
オレンジカフェが無事終了。

私は 介護施設を会場とした介護・認知症予防イベントを主催しております。

2015年1月 国は認知症施策として、
厚生労働省が「新オレンジプラン」を発表いたしました、

さて、このオレンジプランとは
どんな内容なのか。

簡単に噛み砕いてご説明すると…

「認知症の人が、自分らしく暮らしつづける」ことが出来るようにしよう。という事。

ふだんから認知症ケアに携わっている人にとっては、当たり前のことかもしれませんが、まだ
「認知症はなってはいけないもの」
「なったら怖いもの」
という考えがある人も多いのではないでしょうか?
この
新オレンジプランでは
「認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で、自分らしく暮らし続ける社会の実現を目指す」ことを基本的な考えとしています。

そのためには何をしなければならないか。

①認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進。まずは認知症についてよく知りましょう。

②認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供。人によって症状が違う認知症。それぞれにあった専門的なケアをしましょう。

③若年性認知症施策の強化。認知症は高齢者だけがなるものではありません。

④認知症の人の介護者への支援。認知症患者本人へのケアはもちろん、支えている介護者のケアも大切。それが高齢者支援センターが主催する認知症カフェです。

⑤認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進。認知症であるなしに関わりなく、高齢者が暮らしやすい社会づくりが大切です。

⑥認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデル等の研究開発及びその成果の普及の推進。
簡単に言えば、どうしたら認知症を予防できるかということ。そのためにはまずは正しい知識が必要です。

⑦認知症の人やその家族の視点の重視。
一番大切なことは、認知症の人やその家族が、本当に必要としているサポートをしていける社会になることです。

現在、認知症の人の数は約462万人。予備軍の人も400万人いると言われております。いわゆる団塊世代が後期高齢者となる2025年には、患者数が700万人を超えると言われております。
どうですか⁈
ご自分はこの数字の中のひとりにはならない自信はありますか?

こんなに身近なのに、まだまだ他人事の認知症のことを
ひとりでも多くの人に
まずは興味を持っていただきたい。
知ってもらいたい。

そんな思いで
この介護施設イベント・オレンジカフェを行っております。

次の
開催に向けて また地道に、がんばらないとね。

#介護 #高齢者 #認知症